「体型を変えるには現状把握」が必要!
「筋トレで基礎代謝を上げてダイエット」は、一般人には無理だった。
また、「ダイエット中に筋肉量は増える」も原始人のままの餓死防止システムのせいで無理だった。
そのため、「ダイエット・筋トレで体型が変わる」を可能にするには、ダイエット(体重減少)と筋トレ(筋肉量増加)を同時進行しない、と書き、「筋トレで基礎代謝を上げてダイエット」信者の方とはお別れした。
それでは、「筋トレで基礎代謝を上げてダイエット」の呪縛から逃れた方々へ、まず「体型を変えるには現状把握」が必要か、解説していこう。
「体型を変える」ために、最も必要なことが「現状把握」、
・1日の摂取カロリー
・1日の消費カロリー
の把握だと、考えている。
これが分からないことには、ダイエット・筋トレのどちらででも、摂る量・運動量の増減をどちらにしたら良いか判断がつかないからだ。
1日の摂取カロリーは、飲み物だろうとサプリだろうと、口から摂るもの全てのカロリーの合計だ。
サポートしてくれる様々なアプリがあるので、試してみたら良いと考える。
ただ筆者は、毎日毎食のカロリー入力(計算)が面倒なので、カロリーがわかった同じものを摂っている。
(体重を減らしているときは、空腹なので飽きることはない)
そして、最も重要で面倒なのが、1日の消費カロリーの把握だ。
前に書いた「活動代謝=1日の消費カロリー」だ。
計算方法(日本医師会)を覚えているだろうか。
基礎代謝×身体活動レベル
ちなみに、基礎代謝の計算方法(ハリス・ベネディクトの式)は、
男性: 66.4730+13.7516×体重(kg)+5.0033×身長(cm)-6.7550×年齢(歳)
女性 :655.0955+9.5634×体重(kg)+1.8496×身長(cm)-4.6756×年齢(歳)
これで簡単に1日の消費カロリーが計算「できない」。
なぜなら、基礎代謝も活動代謝も理論上の計算でしかないからだ。
上記の計算式を見てみよう、性別・体重・身長・年齢が同じであれば、人は同じ基礎代謝だろうか、個性もなく?
あくまでも、計算で求められるのは、平均・統計的な数値でしかないのだ。
しかもこれに、「身体活動レベル」という自己申告の数値を乗算しても、「真実の活動代謝=1日の消費カロリー」との「誤差」は広がるばかりだ。
この「誤差」が、計算上は体重が減るはずなのに、増えて行く、という悲劇を生む。
では、「真実の1日の消費カロリー計算」が必要か、解説してみよう。