小説家のシナリオ集(2024年9月1週)
事実は小説より奇なりと言いますが、その通りだと思います。小説家にとって、身の回りで起こる出来事は全てネタと言ってもいいと思います。
日々の生活を送っているだけで、明るい話題から暗い話題、どの小説家も思い浮かばないようなあっと驚く事件まで、ネタが尽きることはありません。
そんな日々のネタをどのように小説に変えていくか?小説家が想像力を働かせてシナリオを描いて、一つずつネタ帳にストックしていきます。そして将来の執筆活動に活かそうと思います。
皆さまのコメントが、より良い創作活動につながります。皆さまのご指導をどうぞよろしくお願いいたします。
自民党総裁選と小説の題材
自民党総裁選のニュースがメディアを賑わせていますね。誰が首相になってほしいかはここでは書きませんが、小説家としてはやはりこれをきっかけについつい小説のネタを考えてしまいます。
指導者の清廉さと胆力
国の指導者の支持率を問う多くの世論調査を見ると、指導者に対しては「親しみがある」「クリーンなイメージ」など、清廉さが求められることが多いようです。ですが清廉さだけでは山積する外交問題を乗り越えていくのは難しいのではないかと私は考えます。中国や北朝鮮、ロシアなどの指導者と対等に渡り合うだけの胆力の方が求められます。国内政治においてもクリーンさだけでは、政権運営や国会対策を乗り越えられないと思います。
グレーな政治家の必要性
ブラックな政治家はアウトだと思いますが少しぐらいのグレーあれば、私は頼りにできます。クリーンで無能な政治家よりも、グレーでも優秀な政治家に活躍してほしいものです。クリーンで有能な政治家がベストなのでしょうが、心当たりがないので、いったん脇に置いておきます。
小説のネタ
ここで、自民党総裁選のニュースに接して小説のネタを考えてみました。実は私は、小説で現代政治を描くということに苦手意識があるのです。「転生したら総理大臣」だったみたいな話ではリアリティーがありません。夢と希望に燃えている政治家を主人公にしても、それが当選一回の議員だったらできることは限られるでしょうし、仮に次期総理大臣が目されている議員を主人公にしたとしても、しがらみや派閥の事情ではじめからやりたいことが制限されている主人公になってしまいます。政治家を主人公にしたフィクション小説というのはなかなか難しいです。どうしようかと考えていたときにふと浮かんだのが、白洲次郎。白洲次郎のような参謀役、政治家の側近にスポットを当ててみてはどうだろうかと考えました。
現代の白洲次郎を主人公に
現代の白洲次郎みたいな人物を主人公にしてリアル政治小説を書くのであれば、創作の幅が広がりそうです。その参謀役を悪役にしてその参謀が自分の思い通りに日本を作り替えて国を乗っ取るという設定もいいですし、それともあくまで日本に奉仕して政治屋を一掃して理想の国づくりに燃える参謀にする、という設定もできます。ここまで考えてきて、何か面白い題材になる気がしてきました。
創作活動の幅を広げる
政治小説は私にとって初めての分野。私の創作活動の幅も広がりそうです。ネタ帳にストックします。