Gebrannte Mandeln
今日はErste Advent (エーステ アドベント)という、クリスマスのカウントダウンが本格的に始まり出す日曜日である。Adventとはクリスマスイブから遡って4回の日曜日を数える。今日が1回目の日曜日で、4回目の日曜日が来た後にクリスマスイブがやってくる。(説明が悪いかも…少しややこしい感はあるが、そんな難しいことでもない。)今日にみなこぞってクリスマスツリー以外の家の飾り付けをしたりする。クリスマスツリーをいつ飾るかは家庭によるようだが、夫の実家は、クリスマスイブ当日にツリーの飾り付けを行なっていたらしい。だから私たちも当日とは言わないまでも、比較的直前に飾る。最近は結構早くから飾るのが普通になってきたようで、あまり直前にツリーを買いに行くと、いいものはもう残っていない、という状況もあり得るから、あまり悠長にも構えていられないが…..とはいえ、まだツリー市(ツリー専用もみの木マーケット?)はそんなまだ始まってないし、流石に今からツリーは早すぎる気がする。どちらにしても、これからクリスマスモードは一気に加速し、今年の終わりにどんどん近づいて行くわけだ。
クリスマスの準備というと、家の飾り付けに始まり、あとはプレゼントの準備、そして"Backen=お菓子"を焼く、である。子供の歌に" In der Weichnachtsbäckrei" (クリスマス菓子屋で…という訳で合ってるのかどうか….)というのがあるくらい、クリスマスといえばお菓子作り、的な感じがある。多くはクッキーだ。クリスマスに向けてクッキーをせっせと焼く。保存の効くクッキーを焼いて寒い時期を乗り切ろうってことなのか、それとももっと歴史的な背景があって伝統的なことなのか、それは知らん。。。
どんどん前置きが長くなってしまっているが、とにかくお菓子を作るのである。で、私自身お菓子作りは好きだから、クッキーも基本張り切って大量に焼いて、自分で大量に頂いていく。今日はまだクリスマスへのクッキー作りは早いので、手始めに、Gebrannte Mandelnを作った。アーモンドの砂糖がけ、というのがおそらく正しい名称のようで、砂糖とシナモンを絡めて炒ったアーモンドのことである。どこのクリスマスマーケットにも必ず一店舗はこういうナッツの砂糖がけを売っている店があり、なんとも言えない香ばしい香りを漂わせているはずだ。
だがこの代物、実は家でも簡単に作れる。
*材料*
砂糖 120g (オリジナルは200g)
水 60ml(オリジナルは100ml)
アーモンド 200g
バニラシュガー? 1袋=8g
(→ なくても良い。こちらでは普通に売っているが、家でバニラビーンズを1、2本, 砂糖と一緒に容器に入れてふりふりしてから置いておけばバニラの香りのする砂糖が出来上がる。このレシピの場合、私は面倒なので自家製バニラ風味砂糖を適当に120gの中に混ぜてしまう。)
シナモン 小さじ1
*作り方*
!混ぜる為のシャモジ等は木製を使うこと!
① 砂糖、水、シナモンをフライパン(テフロンがいいと思う)に全部入れて強火にかける。時々混ぜる。
② ブクブクぐつぐつし出したら、アーモンドを入れて、混ぜる。
③少し砂糖が固まり出したら、火を中火くらいにする。
④ 全体的に砂糖が固まってきたなと思ったら、私は一旦また火を上げて、余っている砂糖を少し溶かしてさらに砂糖を絡めさせてみる、、が意味があるのかはわからない。
⑥火を中火に戻して焦げるのを避けながら、(焦げそう、と思ったらすぐフライパンを火から下ろしたほうがいいかも!)常に混ぜてよく固まってくるのを待つ。
⑤砂糖が固まったら、クッキングシートをひいたお皿等に移して冷ます。
と、とても簡単。
混ぜるシャモジとかフライ返し的なものは、結構温度が高くなるみたいなので木製の方がいい。アーモンドの空焼きは、したほうがカリッとするのかもしれないが、面倒でやったことがない。
火力は最初はぐつぐつまで本当に強火で大丈夫。ただ常に混ぜて、砂糖が固まり出してからは、さらによく混ぜて、中火なり弱火なり、焦げないようにみてることもちょっと大事かもしれない。
砂糖は120gまでに減らしたところで、最後フライパンに砂糖が余って残ってるので、さらに減らしてもいけるのではないかな、とも思うが。
フライパンとシャモジは少し冷めてから水に浸けておけば、砂糖が溶けるので片付けは簡単。
クリスマス菓子は色々をあるが、簡単に家でできて、シナモンのおかげで一気にクリスマス感が出てくる美味しいアーモンド….食べ出したら止まらない….
是非お試しあれ。