そこまで責任を負わなくてもいい
たとえ、無給のボランティアでも、要望に最大限に応えようとしてしまう。
もちろん、普段の仕事では、お客様のみならず、上司や同僚に対しても120%応えようとしていた。
これを数年続けて、何かが弾けた時、悟ったことがあります。
もっと、断ってもよかったんだな。
他人の成果に、私がここまで責任を負う必要はなかったんだな。
周りを見れば、そこまできっちり頑張っていない人も多いし、それでも、まっとうな評価を得られています。
一方、周りの要望になんでもかんでも応えていた私は、作業が中断されることによるミス(話しかけられるとすぐに返事しなくちゃ、対応しなくちゃ、となってしまう副産物)で評価が下がったり、行きたかったイベントに参加できなくなったりと、損を被っているなと感じることが多々ありました。
だから、なんでもかんでも対応しない。
優先順位を考える。
たくさん人のために何かをしてあげても、見返りなんてなかったでしょう?
裏切られたこともあったし、ただ利用されているだけのこともあった。
残念ながら、世の中は善人だらけてはありません。
感謝されることで、感情的に満たされるでしょう?と言われることもありますが、それだけだと限界が来ます。
それに、他人の要望を全て受け容れるということは、自分を犠牲にしていることに他ならないのです。
自分が満たされてこそ、相手にも適切な対応ができるもの。
そして、相手の考える及第点はそこまで高くありません。たまには、及第点でいいんじゃない?と緩めの考えを持つといいんじゃないかな、と思います。
なんだか割を食っていることが多いな、と感じるみなさん、それ、〝やりすぎ〟ではありませんか?