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晩年の美
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Facebookをめくっていたら、今まで見たこともないほどの美しい光の輪が。
M57 こと座の惑星状星雲
距離 2,600光年
リング星雲(夏の夜空の主役の一つ)
この星雲の正体は、寿命を迎えた星が放出した外層のガスが、残った中心星からの紫外線を受けて蛍光灯のように光っているものです。
球状のガスの殻を遠くから見ているため、周囲がリング状に見えています。
<アストロアーツより>
寿命を迎えた星の数千年前に放出した外層のガスに、中心星からの紫外線があたり光っているのだと。
老いゆく人も、内側にある最後まで消えることのない光で、これまで生きて身にまとってきた様々な人生のかけらを美しく輝かせるのだと思いました。
目には見えなくても。
人も宇宙のカケラ。
亡くなった人をよく「星になった」と表現することがあるけれど、人は生まれた時から一つの星で、光の加減を調節しながら生き、やがて宇宙にかえっていく、そういうものなのかもしれない。
生まれる前の友も、お世話になったあの人も、みんなあそこにいる。
美しい星になりたいな。