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初めての『カツとじ丼』


2024年11月5日、人生初のカツとじ丼を食べました。

それがどーしたという感じなのですが、個人的には事件なので記録しておきます。

1.カツとじ丼を食べなかった理由

なぜ今まで食べて来なかったのかは、理由は私がふくよかな体型をしているからいかにも太った人が好きそうな物を避けていたからです。トンカツはともかく、カツ丼も食べたことがありませんでした。

わざわざ高コレステロールの卵と高コレステロールのトンカツを、ご飯にのせて甘辛い出汁で煮たものをデブが食べたら、デブ丸出しみたいで恥ずかしい、「うわあ、やっぱり太い子は揚げ物食べるんだ」と思われそうという自意識ゆえに、子供の頃から避けてきました。
デブが脂肪たっぷりの物を食べたら致死量を超えるかも、、、、という健康を気遣うかのような空想もしていました。


2.母親の影響

母親の影響もあり、家族で外食へ行ったとき、カツ丼やカツとじ丼を見た母親が「いやぁ~!あんなもの、あんたが食べたらさらに豚になる~。あはははは!」とよく嘲笑していました。この毒母のセリフをはっきりと記憶しているため、「食べたら親に怒られる食べ物」という認識だったのだと思います。

カツ丼、カツとじ丼を見かけたら、敢えて「高コレステロールの卵と高コレステロールのトンカツを甘辛い出汁で煮たものを食べたら致死量」というフレーズを脳内で唱えて拒否してきました。


3.今日食べた理由

近所のお蕎麦屋さんの前を通ったとき、ふとメニューの写真を見るとお蕎麦メニューと一緒に、普段通り丼物もありました。カツとじ丼が目に入り、「肉の脂身がない。この店のカツは小さめ」と気づき、「卵は良質のタンパク質。高コレステロールの食べるの要注意食品と言われていたのは昔のこと。」とも頭をよぎりました。

気がついたら注文していました。


4.カツとじ丼初体験の感想

7㎝×4㎝×1.5㎝くらいのトンカツで、ちょうどいい硬さとちょうどいい厚さにきめ細やかめな卵がふんわりと絡んでいました。出汁もカツに半分くらい染み込んでいて、サクサクとしっとりが楽しめました。

ご飯は牛丼チェーン店のご飯小盛りくらいの量で、女性向けかと思うほどでした。

出汁が少し塩辛かったのですが、ここは関東なのでこういうものだろう思いました。

結局「塩辛い。。」という味だったのですが、想像していたような脂ぎった様子は全くなく今まで年の数だけ拒否してきた自意識はどこかへ行ってしまいました。ポテチや普段の大食いのほうが余程不健康です。

今までカツとじ丼やカツ丼を寒い目で見てきてごめんなさい。
これからは愛情を持って美味しい和食の1つとして関わり、カツの脂身に気をつけて付き合うことができると思いました。


5.毒母の記憶よ消えてゆけ

これでまた1つ毒母から受けたトラウマを乗り越えた。

過去には「肉を食べたら怒られる」というのもあり、これも同様に私の肥満が原因で「デブは肉食うな!あははははは。」と執拗に嘲笑されたことがきっかけで牛肉と豚肉が食べられなくなっていました。

肉の件は、食べるの大好きな女性と知り合うことで克服できました。彼女が焼肉とかを食べる話を聞いていたら、私も食べれる気がしてきたので食べたら美味しかったという経緯でした。


1歩1歩でいい。毒母の支配下から逃げ出す!


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