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ADHDと多次元思考【約1000字】


ADHDとよばれる人やHSS型HSPの人は、多次元的な思考能力を示す傾向があります。

多次元思考とは…
情報を異なる視点から捉えたり、
複数のアイデアを同時に考慮したりする能力
のことです。

多次元思考は複雑で深い思考を可能にするため、中々周りからは思考のプロセスはブラックボッスで、理解されないことが多いです。

私自身の経験で言わせてもらうと、この多次元思考を他者が理解できるように説明する、言語化能が思考の複雑性にまだ追いつくことができず、人にうまく説明できないもどかしさを感じることがとても多いです。それが人の誤解を招きやすい原因となっていると感じます。ゆえに、人から理解されるプロセスを経ずに行える、思考即実行のできる環境を好みます。

この特性はHSPの深い思考能力の特性とも重なりますね。

では、多次元思考の特徴とその影響について詳しく素因数分解してみましょう!


1、創造性の高さ
ADHDの特性として、よく言われるのが、創造的な発想が豊かであること。新しいアイデアや解決策を生み出す能力が高く、従来の枠にとらわれない自由な思考をすることができます。
芸術やデザインなどの分野でその能力を発揮し成功することが多い理由がここにあります。

2、問題解決能力
複雑な問題に対して多角的にアプローチすることができるため、独自の解決策を見出すことが得意です。
他の人が時間をかけてじっくり思考し、判断を下すところを、直感的に情報を処理し、迅速に判断を下す時があります。

4、過集中と注意散漫
注意力が散漫になりやすく、一つのタスクに集中できない場合がある一方、一つのタスクに深い集中力を持って取り組み高いパフォーマンスを可能にする場合もあります。
興味関心のある分野では高い集中力が発揮される一方、興味関心のない分野に対しては全く集中できないということが起こります。
このため、多次元思考が有利に働く場面もあれば、逆に混乱を招くこともあります。


5、社会的相互作用
他者とのコミュニケーションや協力においても独自の視点を持っています。そのため、しばしば他者とは異なる方法で問題を捉え、その結果として新しい視点やアイデアを提供することができます。
しかし、この独自の視点やアイデアのため、時には他者から理解されず、コミュニケーションが困難になったり、誤解を招くこともあり、周囲との調和を保つためには何か工夫が必要です。

まとめ🎯
このように多次元思考には、利点と課題点があります。
創造性や独自の思考ルートでの問題解決能力は高い一方で、注意力の散漫さや社会的な誤解が伴うことも多いです。
周りへの理解を求める為に、まずは自分自身に対する深い理解と特性を相手にわかるように説明するためにの言語化、また多次元思考について触れられている本や専門家からヒントを得たり、理解者からのサポート、寛容な環境つくり等ができれば理想です。

まだまだ社会的な認知の進まないADHDやHSS型HSPの脳の特性ですが、まずは自己理解を進め自己で環境を選んだり、整備したりすることはとても有益なことだと私自身思います。

これらの特性を深く理解し活かす方向を模索することで、潜在能力を最大限に発揮したいですね!

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