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料理の方程式で自由自在にスープをつくる【たべドリLABO note vol.1】

こんにちは、クックパッド広報部 冨永です。10月23日からはじまった「たべドリLABO」全4回の料理のきほんレッスンの様子を、わたしも受講生として参加しながらnoteに残していこうと思います!ちょっと長くなってしまったので、アジェンダから興味あるところだけ読んでいただけたらうれしいです。

はじめに 〜たべドリLABOって?

たべドリチームと一緒に、日常的に料理する人を増やすためのLABOです。研究生はラボ長の山口祐加さんの料理のきほんレッスンを受講し、自身の料理の上達はもちろん、たべドリの課題メニュー(料理の学習アプリなので”課題”と呼んでいます)の開発を始め、アプリのブラッシュアップのためのフィードバックなども行います。
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たべドリってどんなサービス?

料理の上達をサポートする学習アプリです。レシピに頼らなくても、自分の力で料理を組み立てられるようになることを目指しています。

【目指していること】
・特別なハレの日の料理より、毎日の料理
・冷蔵庫にあるものでパパっとつくれるように
・基礎力や応用力を養うトレーニングアプリ

公式ページはこちら

なぜクックパッドから“レシピに頼らず料理する”サービス?

レシピは材料や手順を追えば、思うように料理が作れる魔法のツールです。一方で、レシピを見なくてもつくれる料理があったらいいのになーと思うことありますよね。意外と料理経験を積んでいるようでも、レシピがなくなると一気に不安になってできなかったりして…これってなんでなんでしょう?

山口さんいわく、多くのレシピには“なぜそうするのか”が書いていないため、料理のコツを身につけることができない。そのためレシピがなくなると、料理のつくり方がわからなくなってしまうということが起きるのだそう。たしかに、なるほど。

同じ考えを持っているたべドリでは、料理の詳細な材料や手順ではなく、“なぜそうするのか”というコツの学習にフォーカスしています。そうすることで、自然と自分の頭で料理を組み立てられるようになることを目指しています。言わば、料理の筋トレですね!

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LABO長 山口祐加さんの紹介

料理家でありライター、“自炊を応援する人”である山口祐加さんは、7歳の頃に母から「今日の晩ごはん作れる?」とお願いされたのをきっかけに料理を始めたのだそう!彼女が実践する一汁一菜のシンプルな食生活をSNSで発信するうちにファンが増え、現在は自炊を学ぶレッスンなどを開催しています。
山口さんのnoteはこちら

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お家のご飯ならではの良さって?

・一汁一菜で続けられる料理
・シンプルな食事こそ家でしか食べられない“ごちそう”

このふたつが山口さんのお家ご飯の基本だそう。毎日の料理は手軽に作れて、食材の味を活かすものが好きだということです。品数だって、無理してたくさん作る必要はありません。レッスン中に作ってくれた「焼き葱の半熟卵炒め」「トマトと茗荷のサラダ」も簡単かつ、とても美味しかった…。これなら真似できそう…!

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LABO生の参加理由

・大量に買い物をして、使いきれずに食材を無駄にしてしまうのをやめたい
・恋人への料理を失敗してしまったので、美味しいと言ってもらえるようになりたい
・毎日献立を考えて買い物をするのが大変なので、冷蔵庫にあるものでパパっと作れるようになりたい
・一人暮らしの自炊はコスパが悪いと思っていたので外食が主になっているが、そろそろ将来のために自炊を学びたい

などなど。さまざまな参加理由がありました!どれも共感です……!

スープをつくる前に 〜出汁の飲み比べ

昆布だし、かつおだしを飲み比べてそれぞれの良さと役割を教えてもらいました。山口さんいわく、だしをバンドに例えると昆布はベース、かつおはドラムのような役割なのだとか。昆布は個性があるわけではないが味を基本を作ってくれる大事な存在、かつおはその個性で香りを引き立たせてくれる華形ポジション。

最後に顆粒だしも飲んでみました。昆布だしとかつおだしは香りが強い分、味は薄い。顆粒だしは味わいがある分、香りは薄いという違いが。どちらも長所が違うことがわかりました。

日常使いには顆粒だしを使ったり、香りを大切にしたい料理のときは自分で出汁をとったり。その日の気分で使い分けられるといいですね!

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“スープスロット”で自由自在にスープをつくる

実際にスープを作りはじめる前に、山口さんから心強いお言葉が。

「スープは多少失敗しても大丈夫。味見をしながら味を足したり、濃かったらお湯で薄めたり…。懐が深い料理なんです!」

なるほど!!

今回のスープ作りには、レシピではなく“スープスロット”を使いました。「食材」「油」「味付け」という3つの変数をガチャガチャと組み替えることで、スープは無限に組み合わせが考えれるというものです。

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たべドリLABO専用に、クックパッドエンジニアが開発したスープスロットアプリ。

いざ実践!

たべドリLABO専用のアプリを使って、それぞれがつくるスープが割り当てられていきます。ドキドキの瞬間です。二人一組で山口先生に何でも聞いてOKだけど、レシピは見ないという状況で作っていきます。

スープっていつも作っているはずなのに「あれ何からはじめるんだっけ?とりあえずお湯を沸かそう…」「野菜と出汁ってどっちを先に入れれば良いんだっけ?」といろんな疑問が浮き上がってきます。

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そのようにして疑問を持ち料理のコツを覚えていくことが、たべドリLABOでの学びです。レシピ全部を覚えるのは難しいけれど、“火を入れるタイミング”や“味付けのコツ”を覚えてしまえばいろいろな料理に活用することができます。

上から、「トマトと豚バラ肉の味噌汁」「キャベツと鶏手羽の塩スープ」「なすとベーコンの中華風スープ」。どれも美味しそう…!スープのアレンジって無限大なんですね〜と驚き。

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その他勉強になったことを箇条書きで

・サラダ
   ・ドレッシングは酢1:油2〜3:塩少々の割合でやるとうまくいく
   ・野菜を入れたボウルでそのままあえちゃえばサラダは完成
   ・先に油を入れて野菜をコーティングすると、野菜から水が出にくくなる
   ・逆に塩を入れると水分が出ちゃうので、食べる直前にドレッシングを加えるのがコツ
・半熟卵の炒めもの
   ・野菜を先に炒めると、料理初心者でも成功しやすい(卵を先に炒めると加熱し過ぎちゃいがち)
   ・半熟をつくるためには卵をフライパンに落としてから数秒待つ
   ・数秒待って卵がふんわり膜をはりはじめてから菜箸を動かす
   ・箸を動かしすぎると炒り卵になっちゃうので辛抱強く見守る
・置き焼きという技
   ・家庭の火力で野菜に焼き目をつけたいときはその名の通り“置いて” “焼く”のがコツ
   ・数分見守って野菜に焼き色がついたら裏返すのがコツ

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1回のレッスンでかなりの学びがありました!この2週間のうちにスープロットを使って、スープを作ってみようと思います。再来週の第2回たべドリLABOも楽しみです。

よかったらたべドリアプリもダウンロードしてくださいね!

https://apps.apple.com/jp/app/id1424725361?mt=8


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