自分を輝かせることが世界に対する最大の貢献なのに、どうしてあなたはそれをしないの?/たにもとゆきさんのソウルファッションスタイリングvol.4
375日目。
今日が最終回です。
vol.1〜3はこちら。
たにもとゆきさんにスタイリングしてもらいながら、わたしもいろんなお洋服を試着していきました。
「まみさんのテーマはバランス。バランスなんだよね〜」と、ゆきさん。
はっ!!!としました。
やっぱり!!!
やっぱりそうなんだ。
というのも、わたしは占星術に興味があって、マドモアゼル愛さん著『月の教科書』を読んで、がーん!と衝撃を受けた経験があります。
(あまりに的を得ていたので)
過去に読書感想文も書きました。
この本がおもしろすぎて、読書会までやっちゃいました!
そのくらい、わたしにとっては、この本はとってもおもしろく、衝撃的だったということなんです。
本書のエッセンスを一部分ですが簡単に要約すると…。
「月星座は欠損」なので、それを補うために、月星座を反転させたファッションを取り入れると、その人本来の魅力が出てくるよ、というもの。
わたしは月牡羊座なのですが、その場合は、真反対にある天秤座ファッションを意識するとよい、という具合です。
月牡羊座のキーワード「I am」が欠損しているわたしは、天秤座のキーワード「I balance」を取り入れる。
バランス…。
んにゃー!!!
一番にがて!!!
「ゆ、ゆ、ゆきさん…。わたし、バランス苦手ですー!!!」
と叫んだら、
「だからテーマなんだね♡」と、ゆきさん。
というわけで、ゆきさんは、どうバランスをとったらいいかを、実際のスタイリングを通して、具体的に実践的に教えてくださいます。
トップスの丈、スカートやパンツの形、ネックレスの長さ、靴のつま先やソール部分の形、素材、色…。
ゆきさんのアドバイスは、繊細で多岐に渡ります。
色について、と一言で言っても、細やかに教えてくださいます。
例えば…。
こんな具合です。
「この色を着るなら、顔から離れたところ、つまりボトムスとかで着るならオッケー」
「黄色は黄色でも、まみさんはこういう黄色がいいよ」
なるほど、なるほど、なるほどー!!!
「I balance」って、こういうことかー!!!
理論だけはなんとなくわかっていたけど、実際にどうやって「I balance」したらよいかが全然わからなかったんです…(泣)。
完全に迷子でしたもの〜。
この繊細なバランス感覚を身につけるのは平坦な道のりではなさそうですが、ゆきさんのおかげで一筋…どころじゃなく、たくさんの光が見えました。どっちに向かって歩いていけばいいのか、掴めたような気がします!
ゆきさん、ありがとうございます〜!
(うわーん!←嬉しくて声を上げて泣いています)
ゆきさんのファッションアテンドを経験して、数日たった今、こんなことを思っています。
小さなズレが、大きなズレを生んでいくんだなぁ、って。
「このセーターのここがもうちょっとこんなふうだといいんだけど、買いやすい値段だし、これでいいか」
「このコートのここの部分がもうちょっとこういうシルエットだったらいいんだけど、無難な色だし、これにしようかな」
…って、ほんの1ミリ2ミリだけど、妥協してしまう。
少しずつ妥協したそれらが全部合わさってコーディネートされたとき、全体的に見ると、なんだかチグハグになってしまう。
これって、ファッションだけに限った話ではないですね。
少しずつ自分の気持ちをごまかして、抑え込んで、ないことにして、誰かや何かに合わせて…って、そんなふうにちょっとずつズレていった先にいるのは、「誰この人???」って正体がわからなくなるくらい、着ぐるみを着込んでしまっているわたし。
ファッションを通して見えてくるわたしは、こんなふうにいつだって、ちょっとずつ自分をごまかして、自分にコミットなんてしてこなかったんだなぁ、って。
ゆきさんの大好きな言葉。
手帳に書き写して、繰り返し何度も読んでいる言葉です。
ゆきさんのファッションアテンドを受けた今は、以前より、この言葉の意味が、身体の深いところまで入ってくるようになりました。
そして、ゆきさんと時間をともにしたことで、わたしの内側から湧き出てくる言葉がありました。
ゆきさんが、わたしの内側にいる「純粋なわたし」の部分に直接語りかけてくれたことは、こういうことだったのかな、って。
「自分を知って、自分を生きて、自分を輝かせることが、あなたが世界に対してできる最大の貢献なのに、どうしてあなたはそれをしないの?」
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ライティング・ライフ・プロジェクト第8期、受付終了いたしました。
ありがとうございました。
「話す」ことで、もっと自分自身を知っていくための対話の時間です。
サポート頂けると、とってもうれしいです💖 誰かに言葉を贈ること、誰かを言葉で祝福することが、わたしにとって、とても楽しく喜びを感じる瞬間です。頂いたサポートは、ぐるぐると循環させて、生きたエネルギーとして、また別の誰かに、何かに、お返ししたいと思っています。