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わたしのライティング・ライフvol.3/アイデンティティ・クライシス

54日目。

毎週毎週、お手紙を書くことで自然に元気になっていったわたしは、「書くことの魔法」を、はっきりと身体で感じ始めていました。
(昨日の「わたしのライティング・ライフvol.2/お手紙セラピー」に詳しく書きました)

そんなとき、Twitterでさめじまみおさんのライティング・ライフ・プロジェクトの募集を見かけたのです。
ある講座で知り合った方が、みおさんのライティング・ライフ・プロジェクトに参加して、とってもよかった!と感想をつぶやいていたのです。

ライティング・ライフ・プロジェクトのことも、みおさんのことも、このとき初めて知りましたが、直感ですぐに参加することに決めました。
ツイートを見かけた翌日が、あたらしい期の募集スタートの日だったというベストタイミングでもありました。

プロジェクトに参加してみて、最初の1週間は、ただただ淡々と書き続けました。
「ふーん。これをやっていったらどうなるのかなー?」という、割とかる〜い気持ちで続けていたと思います。
(ライティング・ライフ・プロジェクトでやる「毎日書く課題」は、ある一定程度の時間は必要ですが(個人差はありますがだいたい30〜40分くらい)、やること自体はとてもシンプルです。むずかしくないです。)

書き始めて5日後、初めての週末課題が送られてきました。

……。

がーん。
……。
わたしの中で、何かがガラガラと音を立てて崩れていくのがわかりました。

初めての週末課題に取り組もうとして、わたしが気づいたこと。
それは、現実の自分と、理想の自分とのあいだに、ものすごく乖離があるということでした。

会ったこともないけれど、わたしの課題を読んでくれるファシリテーターのみおさんに向けて、つまり、他者に向けて、真摯に言葉を尽くして、嘘のない言葉で、わたし自身のことを語ろうとしたとき、

わたしが「これがわたしだ」と思っているわたしは、よくよく考えてみると、等身大のわたしではない。
これも「わたし」っぽいけど、ほんとうのわたしじゃない…。
あれも「わたし」っぽいけど、ほんとうのわたしじゃない…。
……。
わたしは、わたしのことをわかっていたようなつもりになっていたけれど、ほんとうは、あるがままの自分の姿を、まっっったく!全然!見てもいなかったんじゃないか…。

そんなふうに思いました。

アイデンティティ・クライシス。
というと、ちょっぴりおおげさかもしれませんが、他者に向けて自分のことを語ろうとしたからこそ、初めて起こった、ちいさくも、おおきな変化でした。

***

ライティング・ライフ・プロジェクト(第4期)、受付中です。
【残席1です】


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さとう まみ
サポート頂けると、とってもうれしいです💖 誰かに言葉を贈ること、誰かを言葉で祝福することが、わたしにとって、とても楽しく喜びを感じる瞬間です。頂いたサポートは、ぐるぐると循環させて、生きたエネルギーとして、また別の誰かに、何かに、お返ししたいと思っています。