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布マスク
雨上がり屋の布マスク。わりと人気ものです。
このマスクを作り始めたのは、不織布のマスクが全く手に入らず困って苦肉の策で家族の分を作ったのがきっかけです。その後友達にあげたり送ったりして、なので、売るつもりはなかった。
でも、マスクなくて困ってる人がたくさんいるのを知って、お店に持っていったらもうその場でほとんど売れてしまうような状態で。作っても作ってもすぐなくなる!
仕事が自宅待機になってた1ヶ月半くらい、ほとんどマスク作ってたかもです。
義母がお世話になってるデイサービスに差し上げたり、ハッピートイズプロジェクトの企画に寄贈したりもしました。
大変だったけど、マスク作りは精神的にわたしを救ってくれた気がします。
世の中が一転してしまって、みんなが不安を抱える日々で、マスクを作ることが願掛けみたいになり、千羽鶴を折るみたいな気持ちで、みんなが元気になりますように。会いたい人に会えますように。行きたいとこに行けますように。って、願いながら。
今、マスクは楽に手に入るようになりました。夏むきの冷感布マスクや、手作りマスクもたくさん売ってます。
なので、もうわたしの出番ではないかなって思って、しばらく作ってなかったんですが、吉祥寺のレンタルボックスに納品に行ったら、雨上がり屋マスクが入ったら連絡くださいって方がいますよって教えていただいたり、もう一ヶ所商品を置かせていただいてるエステサロンでも、いろいろ試したけど雨上がり屋マスクがいちばん良いってたくさん注文いただいたり。
待っててくれてるとか、必要とされてるって嬉しいです。超微力のクリエイターの端くれとして、お役に立ててるってことがもう幸せです。
ありがとうございます。泣きそうです。
マスク、また少しずつ作り始めました。
晒用のガーゼをたぶん6反買ったと思うんですが、最後の一個がもう残りわずかです。何枚作ったんだろう。
このマスクの代金としていただいたお金は、いろいろ考えてましたが、わたしの好きなライブハウス存続のために寄付したりクラウドファンディングに参加したりして、使わせていただきました。もっと違う使い道があるだろうと思われるかたもいるかもしれませんが、わたしにとっては本当に大事な場所なので。
マスクが飛ぶように売れてたときに、レンタルボックスの店主さんが言ってくれた言葉が、とても嬉しかった。
マスクはもちろんたくさん作って欲しいけど、作りたいものもちゃんと作ってくださいね。って。
クリエイターがまずぶつかる壁、売れるものと作りたいもの問題。
これについては、また書きますね。