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そしてまた新幹線に乗っている。笑

こないだの朝ドラで、又吉さん演じる古本屋のおっちゃんが、すごい名言を言ってた。

おっちゃんが書いた詩集を読んでいる貴司くんが、「詩を書くの楽しい?」って聞くと、「しんどい」って答える。しんどいのにどうして書くのか、その答えがこれ。

みんなが船の上でパーティーしてる時おっちゃんは息苦しなる。
それで冷たい海飛び込んで底へ底へ潜っていってそこに咲いてる花を
必死でつかみ取って船の上へ戻ってくる。
そしたらしばらくは息できんねん。その花が詩ぃや。

こういうことを、こんなにわかりやすく説明できるの、すごい。
この言葉を聞けてよかったって、思いました。


「好き」ってことについて考えてるきょうこの頃です。

「そんなに夢中になれるものがあっていいね!」わたしがよく言われるナンバーワンの言葉。

そしていつも、いやいやいやいや!!そうでもない!って思います。
これなしでもにこやかに生きれる方法があるなら、教えていただきたい。っていうのが本音です。

好きであれば好きなほど、苦しい。
「好き」の幸せの分とおんなじだけ辛い。

まさに古本屋の又吉さんのセリフなんです。
しんどいの。でも、これなしでは息が苦しい。

江國香織さんのエッセイに、「子供を本好きにさせるにはどうしたらいいですか?」って質問を受けるけど、本好きになんてならない方が幸せだと思う。みたいなのがあったと思うんだけど(うろ覚え)、読書や音楽鑑賞や映画鑑賞や観劇や、そういういろいろなもの、人生を豊かにすると言われがちなもの。すごく好きだと案外苦しいんじゃないかなーなんて思います。みんなは違うのかな。


4年前くらいに家族で、沖縄旅行に行ったんです。その時、首里城に行ったんです。みんなすごく気に入って、何時間もそこにいて、お茶をいっぱい飲んだりして。

それからすぐに、火災があって、あの首里城は燃えてしまった。わたしたちはとってもとっても心が痛んだ。

わたしは、あの時、首里城を観ていなかったらこんなに悲しくならなかったのにって思った。
娘のメンタムは、なくなる前に観れてよかったって言っていた。

ポジティブとかネガティブとか、そういうんじゃなくて、たぶん、思い出や好きなものを、自分のなかのどこにしまっておくのかみたいなことなのかな。みんなそれぞれってこと。


清志郎がいなくなっちゃったときも、いや、いなくなる前から、出会ってしまったことを後悔した。すごく好きだから、おんなじ世界で生きれてる奇跡が、嬉しすぎて怖かった。


つむぎちゃん(silentの!)は、そういう時、「出会えてよかった!」って思うって言ってたよね。

「出会わなければよかった」って思うのと、それは真逆なのかっていうと、違うと思う。

だって出会えてよかった!なんて、大前提だもん。出会わなかった人生なんて、考えられない。「出会わなければよかったって本気で後悔するくらい、出会えてよかった。」
そんな結論。

苦しいのも痛いのも息できないのも、全部ひっくるめて、大きく、幸せです。



✳︎



ゼロさんが書いてらしたのを読んで、考えてたこと、やっと書けた!
つらつら書いてたら、5,000字とかになっちゃって、消したり書いたりいろいろしてました。

わたしは案外、勇気あるのかな。ここから危険!みたいなとこにずんずん入っちゃってるのかなーなんて、ゼロさんの文章読んで思いました。



きみと出会う前に戻りたいっていう歌。

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