泡がゼロのサイダーと、うわの空。
小学2年生のときの通知表に、「気の抜けたサイダーのようです」と書かれました。家族で大爆笑しました。そんな子どもだったみたいです。
大好きなお友達(と言わせてもらいます)、ゼロさんが、ラブレターをくださいました。(感涙)
ゼロさんのエッセイに出会った頃には、いつもぼんやり空を見上げていた子ども時代を過ごしていた方なんて思えなかった。
素敵な文章を書くひと。切ない思い出を素敵に表現するひと。わたしとは住む世界が違う憧れのひと。
毎日毎日描かれているエッセイを、毎日毎日読んでいるうちに、あっそれわたしもある!それわたしの思い出に似てる!ってところが見えてきた。嬉しくて、同じだよって伝えたくて、コメント欄でつい自分語りをしてしまうようになった。コメントで会話するようになった。
少しずつ共通点を発見し、その共通点は、わたしのなかでの重要な部分なこともわかった。
ゼロさんは、わたしの書いた、傷口がまだヒリヒリしてるみたいな文章に、わたしが書いたかと思った!なんて言ってくれたりする。
もしも学生時代に出会っていたら、いつも一緒にはいないけど、図書館で本借りるとカードに先にゼロさんの名前がいつもあるとか、映画観に行ったらそこに来てたりとか、同じ時に体育さぼってて隠れて話し込むとか、そんな、友達って呼んでいいのかな?って思うような2人だったんじゃないかなあーなんて、考えている。
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そんなゼロさんから、ヘッダーを刺繍で作ってくれませんか?って言われたとき、わたしはきっとものすごく舞いあがってしまった。
それはわたしがやりたかったことだから。
大好きなエッセイのヘッダー。それは、本でいったら表紙でしょ?ほんとにいいんですか?わたしの刺繍で?
黒猫ちゃんを描くってことと、思いが凝縮された言葉。あとは空さんにおまかせしますって。
わたしはきっとものすごく舞いあがってしまったのだ。
てっきり、記事のヘッダーだと思い込んでしまった。その言葉をタイトルにしたエッセイを、ゼロさんが書かれるのだろうと。
それで、これを作った↓
そしたら、猫ちゃんが見切れると。
ええ?なんで?なんで?サイズあわせたのに。
そしたらね、トップページのヘッダーだったんですよ。
そりゃ、黒猫ちゃんとアイコンの黒猫ちゃんが、だだかぶりしますよね。
だってまさか。
トップページのヘッダーっていったら、本の表紙どころか、お家のドア?表札?くらいの重要なものじゃないですか。そんなのわたしに頼んでくださるなんて、おかしいじゃないですか。
そんなやりとりをして、間違ってごめんなさい!って言って、作り直したのがこれです↓
トップページのヘッダーって、いやに細長いじゃないですか。送った写真がちょっと曲がってたりとか、また送り直したりとか、うまく入れるの難しかったり、なんかいろいろで何度もやりとりしてるうちに、あれ?なんかゼロさんて?かわいい♡ってなりました。笑
(だってなんか、あたふたしてると思ったらのんびりしてたり、おいおいって感じもあったり?)笑
なんか、小学生の頃にぼんやり空を見上げてた子の横顔が垣間見れた気がしました。
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わたしがきのう書いた、仲間を探してるって。
歌を作ってうたうひとのなかで、絵を描くひとのなかで、文章を書くひとのなかで、仲間を探してるって。
ゼロさんも仲間だった。
かっこいいのに、なんで?ってとこでおっかなびっくりしてるみたいな、なんだか安心する、かわいい仲間だった。
ゼロさんとわたしが好きな、江國香織さんの「きらきらひかる」。
笑子と睦月と紺くんの。銀のライオンたち。
そういう名前の同じ星から来た仲間。
ちょっと前に言い合ってたことだけど、今回、やっぱり!!ほんとにそうだった!って思いました。
銀のライオン。
珍しい色の動物は、弱いらしい。
でも「珍しい」が集まったら、珍しくなくなる。一緒にいたら強くなれる。
わたしは気の抜けたサイダーだった。
ゼロさんはいつもうわの空だった。
出会えてよかったです。
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