「脳内○○○」はいますぐやめよう
音楽家専門心理カウンセラー&マリンバ奏者
野元麻美です。
音楽をやっている人が
等身大で心地よく音楽人生を送るために
カウンセラーとして
「これはできればやめてほしい!」
と思うことがあります。
それは、
本番の後の
「脳内反省会」です。
あなたは、本番が終わった後
脳内で盛大な「反省会」を開いていませんか?
「ああ〜 あそこはもっとクレッシェンドするんだったのに・・
ピアノ伴奏とズレたな〜〜
息がもたなかったな。
もっとできるはずなのに〜〜
はあああ・・・・・(ため息)」
そして、ただそうやって振り返るだけでなく
「私ってダメだな〜〜〜」
と自分責めモードに入る方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この
<脳内反省会からの自分責め>
がいつの間にか習慣になってしまうとちょっと厄介です。
そういう私も昔は本番が終わるとするに
脳内反省会&自分責めを始めていました。
私の中では、本番とセットになっていて
そうするのが当たり前と思っていたんです。
どうしてそうなったかを少しお話しさせてください。
私は5歳からピアノを習っていました。
結構厳しく指導してくださるピアノの先生で、
ソルフェージュもしっかりとやるお教室に通っていました。
毎年、2つのピアノコンクールに出場し、勝ち進んだことも。
いつの間にか、知らない間に、
【競争の世界】で音楽をしていたんです。
小学生の頃から、
「負けてはいけない」
「同い年のあの人よりもいい順位で」
と、よく思ってました。
中学からはピアノをやめて、
吹奏楽部で打楽器を演奏するようになりましたが、
年齢が進むにつれて、心の中の<劣等感>を
強く感じるようになっていったんです。
頑張っても頑張っても
なんか報われない
なんか満たされない
そんな気持ちでした。
どうしてそうなったかというと
負ける・間違える・上手くいかない = ×(許されない)。
という考えがずっと抱えたままで
音楽を続けたからなんです。
演奏してる途中も、
常に何かに追われている感じがして、
演奏していて怖かったのを覚えてます。
自由じゃありませんでした。
大人になり、
コンクールの審査員のお仕事をいただくようになって
わかったことがあります。
それは、
昔の私みたいに、
自分を責めながら頭フル回転で演奏してる人の音楽って、
聞いててなんか苦しい!
息苦しさが、聞いてる側にも伝わるんです。
それよりも、いくらミスしても
「これが私だもん!」と演奏してる人の方が
聞いていて気持ちいいものです。
かっこ悪くても、これでいいんだと思える強さ。
劣等感の塊の自分に、それでいいよと言える強さ。
どんなに負け続けても、
私だから大丈夫!と思える強さ。
それが身についた時、
自分の「劣等感」もどうでもよくなります。
今まで十分頑張ってきたあなた。
もうそろそろ、脳内反省会も終わらせて
自分から自分への「見張り」を
緩めてもいいのではないでしょうか。^^
自由で優しい音楽の世界へお引っ越ししましょう。
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