【ここに来るまで】 1994年 文部省により日本語教師としてニュージーランドに派遣される (選抜と事前研修編)
【ここに来るまで】シリーズ
このシリーズでは、公立高校の英語教員だった僕が、日本語教育と出会い、ニュージーランドの大学教員トップ10の一人として表彰されるまでの歩みを書いていきます。こういう展開になるとは、夢にも思っていませんでした。
🌈 外国語教育施設日本語指導教員派遣事業 (REX プログラム)
教員になって6年目(1994年)に文部省(当時)と地方自治体が共同で行っている「REX プログラム」の教員に選抜されました。この時は第5期で全国から22人の教員が選抜されています。
REXプログラムは、公立中学校・高校(一部小学校)の教員を海外の学校に日本語教師として約2年間派遣し、教育・文化の交流を図る事業です。(残念なことに平成25年度の派遣をもって終了)
選考の面接を受けるために、霞ヶ関の文部省(当時)に行きました。文部省の建物に入ることも初めてだったので、面接はとても緊張し、足が震えていたのを覚えています。
🌈 東京外国語大学留学生日本語教育センターでの事前研修
派遣決定後、4月から7月まで事前研修を受けました。公立の教育機関の現職の教員を対象としたプログラムなので、派遣される先生たちは日本語教育には携わっていないため、日本語教育をゼロから学ぶ必要がありました。
日本語教育を中心に、海外の教育や社会、異文化、コミニケーションなどについて、朝から晩までのハードな集中講義でした。吉川武時先生、姫野晶子先生も講師陣にいらっしゃって、研修内容は素晴らしく、日本語教育の魅力に圧倒されました。
各自治体から選抜されてきた優秀な先生たちと一緒の学び、そして交流も刺激的でした。米軍横田基地での教育実習も含まれており、貴重な経験となりました。この研修での学びと出会いが僕の日本語教育の原点となっています。
🌈 この時点では公立高校の教員として、ニュージーランドでの経験を日本の教育現場に還元していくことを責務と考えていて、約2年の派遣期間後、復職して3年で退職しニュージーランドに移住することは夢にも思っていませんでした。
🌈 続くご縁
事前研修を担当していた伊東祐郎先生には大変お世話になりました。伊東先生はのちに東京外国語大学副学長、日本語教育学会を歴任され、カンタベリー大学でも講演をしていただたき、僕のYouTubeでも人生観についてお話していただきました。1994年にいただいたご縁が現在まで続いていることに心から感謝です。
🌈 人生が大きく変わった
REXプログラムへの参加は大きなチャンスだいう認識はありましたが、自分の人生をこれほどまでに大きく変えることになるとは思いませんでした。(派遣前は、定年まで群馬県の公立高校の教員という漠然とした将来設計しかなかったのです。)
予想もつかない展開になっていくことが人生ではあるものですね。
目の前にあることを大切にし、心を込めて丁寧に取り組むことが大切なのだと振り返って思います。
そして、心に余裕がないと心を込めて取り組むことが難しくなるので、自分の心を整えておくこともとても大切なのだと思っています。
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🌈『人生でめぐり会う人、すべてに深いご縁がある』
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