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【ロンドン発】今週の日記(4月9日~4月16日):今週もいろいろありました&いろいろ聞きました。
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昔ながらの焼き菓子が1個85ペンス(約130円!)
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4月9日:イースター・サンデーは、ヨークシャー・ダービーのラグビー・リーグ戦、リーズVSハダス・フィールドへ。
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私は分厚くカットしたチェダーと頂くのが好き。
夕食は近くのパブへ。元々は、Drinking Pub(食事は出さず、飲むだけのパブ)だったところが、オーナーが変わったことにより、大規模改装。キッチン設備なども加えて「ガストロパブ」としてオープンしたとのことで、義両親が予約を入れてくれた。が、予約の時間に到着するも、テーブルすら準備されていない。仕方がないので、バーエリアで立ち飲みして待つ。やっとテーブルがセッティングされ、メニューを見るが、スターターに茹でブロッコリやフラットブレッドなど、これはサイドディッシュだろ?というのもちらほら。メインは、バーガーが13ポンドでお手ごろだが、ラムやステーキになると、一気に10ポンドも上がり、23~28ポンド。真ん中のレンジの選択肢がない。私はセルリアックのべジバーガーをオーダー。しかし、スターターが来るまでに25分、スターターが終わり、メインまで、さらに20分待たされた。で、期待したセルリアックのべジバーガーだが、セルリアックがどのように調理されてバーガーになるのかと思いきや!バーガーの形にスライスしたものが、ドン!と入っていただけだった。どうしたらこんなに創造性のない食事が提供できるのだろうか。メニュー作成から、値段設定、サービスから実際の料理まで、どうしても標準に届かない。これは、ここのパブに限った事ではなく、この辺りは一概に言えることで、義両親は、私たちがヨークシャーを訪れる度に、新しいパブやレストランを紹介してくれるのだが、どこに行ってもがっかりさせられるので、もうこのエリアでは外食はしたくない。義母も80を超えているので、彼女に食事を用意してもらおうとは思わないが、それだったらもう、スパーマーケットのオーブンに投入するだけのレディミールでいいではないか、と言ってもよいだろうか。
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4月10日:ヨークシャー最終日。
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息子たちにこのようなプレゼントを用意してくれる。
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梁の部分は気を付けないと、頭を打つのよね。
ロンドンに戻ります。
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4月11日:お世話になった方が帰国するので、最後のご挨拶に。チャイナタウンで待ち合わせ。帰国に合わせてご両親が日本から渡英。せっかくの親子水入らずのディナーに混ぜて頂く形となったが、楽しくお話させて頂いた。
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出雲地方独特の作り方で、地元産の和紙を材料としており、鼻ひげは本物の動物の毛を使用しているのですって。息子たちのお節句に選んでくれたお気持ちに、そして、
このような美しく珍しいお土産を日本から運んでいただいたことに感謝。
4月12日:せっせと焼いておりました。喜んでもらえてよかった。
4月13日:Dame マリー・クワントの訃報が。RIP。下クリックでV&Aのエキシビションの様子が見れます。
4月14日:夫の勧めで一緒に観始めたBBC4『エリザベスR』がなかなか良い。
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1971年2~3月にBBC2で初めて放送された作品の再放送で、イングランド女王エリザベス1世を演じたのは、英女優のグレンダ・ジャクソン。エリザベス1世の生まれ変わりとまで言われた彼女の演技は、そのしぐさや表情、声のトーンまで忠実に再現しており、鋭く、短気で、狡猾な性格をよく表していると高評価を受けた。エリザベス1世が直面した個人的、政治的な危機と時代の雰囲気を正確に描写する、まさに伝記的作品と言われている。もう一つの見所は、衣装デザイナーを担当した、エリザベス・ウォラーの功績。彼女は、女王の公式肖像画の数々から脚色を施し、エリザベスの実物のガウンの多くを再現。この作品でエミー賞を受賞した。
4月15日:長男は、友人宅に、別の友人の運転で(!)遊びに行った。
次男は、トッテナムVSボーンマスの試合観戦に招待され、昨夜からスリープオーバー。
夫と私は、友人夫婦の招待でディナーへ。レストランに行く前に、家でプレ・ドリンクでもどう?と言われ、予約時間より早く彼らの邸宅へ。嫁の両親がオーストラリアから訪問しているので、息子たちの世話は任せて、彼らは現在ヨーロッパを旅行している。ビールとワインで歓談して、旅行話を聞く。特にイタリアには興味深々の夫。フィレンツェ以外、トスカーナ地方にはまだ行ったことが無いので、一度ヴィラを試してみたいと。とは言えイタリアは俄然南のファンなんだよな。ナポリ大好き。
リトル・ヴェニスのフレンチへ。高級ではないけど、美味しくて雰囲気がいいの、という友人の言う通り、こじんまりして、アットホーム、そしてとてもかわいいレストラン。
ダイエット中なので、メインは頼まず、スターターを3種類頂く。フレンチで絶対外せないのが、ビーフ・タルタとエスカルゴ。どちらも最高に美味しかった。もう一品のエビのビスクソースも絶品で、ソースを絡めるのにパンを頂きたいが、夜は炭水化物を控えているのでグッと我慢。とは言え、デザートは別腹。ルバーブのタルトをしっかり頂いた。合わせたプロヴァンスのロゼも口の中でとろける様な程よい甘さ。雰囲気も、サービスも(オーナーなのかしら?とても素敵なかわいらしいおじいさまに給仕していただいた)食事も文句ナシのレストランだった。ランチも営業しているらしいので、次回は女友達と来てみたい。
4月16日:イースター・ホリデー最終日の日曜はやはり次男のラグビーの試合から。リーグ戦は終了し、ただのフレンドリーなのに、敵はシャツとタイを要求。余計な洗濯を増やしたくないので、マジかよ~と嘆いていると、コーチが僕が伝え忘れたことにしとけばいいよ、と。それはいいアイデアだ!と皆喜んだものの、相手はこれが今シーズン最後の試合となるので正式によろしく、と念を押してきたので、仕方なく白のシャツと黒のズボン、チームのネクタイで行く。しかし我がチーム、主要3選手欠席。彼らの通う学校は、長めのイースターホリデーで、ロンドンにいないからだ(ほとんどの学校は明日からサマータームが始まる)。珍しく、ナーバスだ、という次男。だが、結果から言うと、36-17で特に苦戦もせずに勝利。「敵は、リーグ戦でウチに負けたので、今回めちゃめちゃ勝つ気で、シーズン最後の試合を申し込んで来たらしい」と夫。聞けば、1か月前の昇格をかけた例のリーグ戦の最終試合、引き分けでもウチがリーグ優勝を果たしたのは、このチームが、あの時のチームを倒してくれていたから。それは感謝せな!と思うが嫌味になるので心の中でサンキュー!と叫んで会場を去った。
夜は家族でアフガン・レストランへ。レストランの様子は下クリックで。
タリバンが支配していることもあり、アフガニスタンには行けないが、このように食事が頂けるのはありがたい。高級でもないし、おしゃれでもないけど、雰囲気は良く、何よりも食事が美味いので大満足。アルコールのサーブはないけどBYO(Bring Your Own)=持ち込み可能。確実に近いうちに再訪決定。
明日から学校が始まる!
(今週終わり)