見出し画像

私が営業から広報に転職した理由。社会人3年目の転職の壁について

こんにちは。Mamikoです。

1つ目の自己紹介の記事、たくさんの方に「スキ」を頂いてびっくりしました・・!ありがとうございます!もしまだ読んでいないという方はよかったら是非読んでみてください:)

こんなにもいろんな方に共感してもらえるのか!というのが嬉しくて、早速ほくほくした気持ちのまま、自己紹介でも触れた内容について書きたいと思います。

今回は、恐らく社会人3年目くらいで多くの人がぶつかる「転職」について。転職したいけどなかなか気が進まない。そんな壁があるんじゃないかなと感じています。

私もまさにそれに悩んで、結果転職したのですが、ほんとにその選択を選んでよかったと感じています。自分の体験談と実際にこのnoteを読んですぐに実践できる方法も書いてみました。

友人からもよく相談をもらう話なので、もし悩んでいる方がいて、少しでも背中を押すようなものがあれば嬉しいです。(今回は更に長編です!笑)

営業という仕事

社会人1年目~3年目のときの話です。

日本は、新卒一括採用の形態をとっているため、学生は企業に採用されることが決まった場合、多くのケースは「会社に入る」という契約をすると思います。これは特に大手企業ほどこの傾向が強く、そのため、希望する会社に入れたとしても、自分が行きたい部署や職種、勤務地に必ず希望が通るという保証はありません。

私もその1人で、面接では「メディアを作る仕事をやってみたい」と話したものの、配属された部署は広告営業でした。

営業をやることは全く想定をしていなかったため、私はスタートダッシュから「営業」という仕事にとてもネガティブでした。

「自分はできるはずだ」というプライドとのギャップ

ずっとスポーツをやってきて、1軍に入ることや結果を出すことに常にこだわってきたタイプだったので、1年目でなかなか思うように仕事ができなくて、もうとにかく悔しくて悔しくて泣いてばかりいました。苦笑
(何度上司を困らせたことか・・・その時の上司には今でも頭が上がりません・・)

所詮、自分のやりたかった仕事ではない。でもどこか自分のプライドが許さなくて、絶対に自分ならできる、と強い意志を持って、できない自分への怒りと悔しさに奮い立たされながら仕事をしていました。

画像2

(↑新卒1年目の冬、仕事が嫌すぎて、先輩たちとスノボばっかりして現実逃避してました)

社会人2年目の成功体験

ありがたいことに、運良く少しずつ結果につながってきて、営業の仕事が楽しくなってきました。

「仕事は楽しむものである」と教えてもらったことで、どんな方法でもいいから結果に対して貪欲に、楽しんで追い求める。そんなことが少しずつできるようになってきて、仕事にやりがいや自分の居場所を感じ始めました。

今の仕事は本当にやりたいことなのか?

そして社会人3年目の秋。

仕事は自分でできることも増え、担当領域が少しずつ広がってきた頃、ふと「このままでいいのかな」と考えることが多くなりました。

人にはとても恵まれていたので、環境に不満はないけれど、やっぱり自分の評価やお給料はもっともっとあげていきたいなという欲もあったり。でもこの営業の仕事でもっと上を目指す!ということにとても違和感がありました。

元々、全然やりたいことではなかった。でも会社は好きだし、今やってることにモヤモヤはありつつも充実はしている。どうしたらいいのかなーと悩んでいた時に、「1分で話せ」で有名な伊藤羊一さんが学長のYahoo!アカデミアに参加できることになりました。このセミナー参加がこの後の私の社会人人生を大きく変えることになります。

自分の人生の中で「大切」にしていきたいこととは

この時のYahoo!アカデミアは、主に30歳までの「若手」を対象にしたプログラムで、ヤフー社員だけでなく社内外オープンに参加ができるクラスでした。

すごく豪華で、伊藤羊一さんのお話はもちろん、ゲスト講師で明石ガクトさんが来てくださって、お二人のこれまでのキャリアやどのように考えて行動してきたか、実際の体験を伺うことができました。
※現在は不定期かつ内容はその回によって異なるようなので、参加できるかわかりませんが・・もしチャンスがあれば是非!

そこで一番印象に残っているのがライフラインチャートというもの。

自分のこれまでの人生を振り返ってみて、どのポイントが自分は幸せだと感じたのか、どのポイントが自分は不幸せだと感じたのか、自分の人生を可視化してみます。できる限り、そのポイントでのエピソードと何があったのかを書き出してみます。(15~30分くらいでできるので是非やってみてください!)

画像1

↑こんな感じの図に書いていきます!

出来上がったポイントを線でつなぎ合わせて、上の波と下の波を比較します。自分の人生において何が幸せと感じられて、大切なのか、自分の価値観を紐解いていきます。

画像3

(↑過去の自分のライフラインチャートを発見!全部は恥ずかしいのでここだけ・・・)

私にとって大切なこと

私がライフラインチャートで気がついた大切なことは以下でした(当時のノートより抜粋)

①自分自身が幸せであること。周りの人たち、いろんな人々に幸せを与えられること、伝えること
②狭い世界、価値観に収まらないこと。広い視野と考えを持つこと
③目標、目的を持つこと。それに向かって努力することが一番楽しい
④未来を作れるのは自分自身であること。他人のせいにしない
⑤感謝の気持ちを忘れない。全て当たり前のことではないということ
⑥やりたいと思ったことは全てやってみる!選ばなかった道に後悔はしない

かなり沢山あるのですが、自分がこのどれかに反すると幸せじゃないと感じることが多いなということがわかりました。

そして、どう考えても今の現状はどれにも反している。このままでは幸せだと感じることはできない。自分を変えられるのは自分しかいない、行動するのは自分だ、と思ったきっかけになりました。

転職を決意

自分がやってみたいと思う職業にチャレンジしてみたい。そう思い立ち、この講義の後、この頃興味があったマーケティング職で転職先を探してみることにしました。社会人3年目の冬でした。

マーケティング職を希望したのにはいくつか理由がありましたが、女性としてこれからも働き続けたいと考えた時に、できるだけ専門性があって、子供がいても復帰しやすいスキルを身に着けたいという思いがありました。

しかし、そんなに転職は甘くなく、いくつかのエージェントに相談してみたものの、未経験で今と同じ給与水準のマーケティング職採用はなかなか難しいものでした。むしろ私の経歴だと営業で採用希望を出されるところが多く、これじゃ無理だ―と諦めていたところに最強のタイミングでチャンスが舞い降りてきます。

社内転職というチャンス

元々、社内転職制度がある会社だったのですが、基本的に夏に1回あるだけで、当時は冬だったので、選択肢として考えていませんでした。マーケティング職での採用が難しいという現実を目の当たりにし、苦しんでいたところに、新しく立ち上げたばかりの子会社でマーケティング職に3名の緊急公募が発表されました。

募集期間はたったの5日間。しかも翌月から来てください、というもので、かなり想定外の社内公募でした。

こんなチャンスは二度とない!と思い、一か八かで意を決して願書を提出しました。

予想外の展開

結果、書類選考が通って、面接も通過し、選考に受かってしまいました。希望していたマーケティング職として働けることが決まったのです。

ところが、実はマーケティング職は3つのポストで募集がかけられており、企画、SNS担当、広報の3つの部署がありました。「企画かSNSがいいな~広報って何するのかよくわかんないしなー・・・」と勝手に考えていたものの、あまりそれ以上の意志を持たずに受けていました。

そして、部署配属の連絡を受けたらまさかの広報。マーケティング部門内に広報が入っていることはあまりないため、かなり想定外の方向に着地しました。笑
(余談ですが)しかも、その後にご挨拶を兼ねて初めて広報室長(私の上司になる方)にお会いして話を聞いてみたら、これだけ急成長中なのに、まさかのメンバーは室長だけ。※もう2名いたのですが、兼務でした。

うおおおおおーーーーーーとんでもないところに入ってしまったーーーーと絶叫しながら帰宅したのを覚えています。笑

想定外の出来事がキャリアを作る

広報という全然検討もついていなかった部署で働くことになり、それから1年が経ったのですが、結論からいうと広報に転職してよかった、自分にとって天職だと感じています。こちらでは説明を割愛しますが、本当にベストな環境と職種だなと思ったので、1年後に転籍して、本当に転職してしまいました。

(↓広報室に来て2週間目くらいの時に突然もらったお花。嬉しい反面、これから頑張ってねというメッセージと共にもらったけど、謎だった。笑)

画像4

Yahoo!アカデミアで「キャリアの80%は想定外の出来事で作られている」というお話を聞いて、まさにその通りだなと思いました。これはJ.D.クランボルツ教授の「計画的偶発性理論」が元になっているのですが、この本を読んで転職活動をしたわけではなかったものの、私のこれまでの出来事そのもの。鳥肌が立ちました。
(↓なかなか手に入らずまだ読めてないのですが・・私も読みたい。)

「石の上にも三年」は必要か?

よく母に「どんなに辛い仕事も3年は続けてみなさい」と言われていました。友人たちと話していてもよくこの話題になるのですが、嫌だと思っている仕事を3年間もやる必要はないと思っています。

ただ、転職して1番感じたのが、3年間営業を頑張ってきたおかげでいろんなビジネススキルが身についていたということ。職種を変えても役に立つ考え方だったり、リスク管理能力だったり、コミュニケーション方法仕事の仕方だったり。嫌なことでも3年間頑張れば、それなりにスキルはちゃんと自分のものになってくれるんだなということを感じました。だからこれまでの3年間は全く無駄なものではなかったんだなーと、ちょっと自分が誇らしくなったのを覚えています。

環境を変えたおかげで気づくことができた

でも、ほんとにそれもこれも環境を変えたからこそ気がつけたこと。
今思えば、もっと努力できたことや自分のスキル以上の営業にチャレンジさせてもらっていたことに感謝が足りなかったなと思うことがあります。まだまだできることがあったのに、不満ばっかりな自分がいた事を反省しました。

人は変われる

社会人3年目の秋には全く予想もしていなかった転職が、社会人4年目になる春にはあっという間に叶っていました。たった4ヶ月くらいの間に信じられないスピードでいろんなことが変化しました。

また改めてこれもまとめたいと思いますが、この転職と一緒に諦める勇気を持つことができるようになりました。絶対に辞められないとか、中途半端にできない、とズルズルと自分に引っかかってきたものを、きっぱり「辞める」と決意して、手放すことができるようになりました。これが1番自分にとって衝撃的な変化で「自分って、変われるんだな」と思いました。

今の自分の行動が未来を作る

そのためには、まず行動すること。こうして私もnoteを書き始めるという行動を起こせたことで、早速生活や思考回路が変化してきました。


自分の過去を変えることはできないけど、未来を変えることはできる。
未来は、今の自分の行動から作り出されるものである。

これをすごく感じた出来事でした。この言葉を忘れずに、私も未来の自分とちゃんと向き合っていきたいと思います。

(↑転職に迷われている方はこの本もすごくおすすめです!)


いいなと思ったら応援しよう!

mamiko.
頂いたサポートは本を買うのに使わせていただきます!m(_ _)m でも、コメント頂いたりスキをいただけただけでめちゃくちゃ嬉しいです!