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人生はインタビューの連続だ|京都ライター塾受講レポート#02

この記事は京都ライター塾の講義内容及び感想をまとめたレポートです。

(2025年1月18日(土)午前9時〜10時半 11期 第2講。)

京都ライター塾について

京都在住のライター江角悠子さんが主催しているオンライン講座。「書いて、しあわせになる」ことを目指す3ヶ月間の連続講座だ。詳細を確認したい方はこちら。(公式HPに飛びます)

今回は初めてのワーク形式の講座だった。
内容と感想を振り返ろうと思う。

第2回終了後の集合写真!皆さん良い顔!

講座の内容

1.前回の振り返り

まずは、前回レポートを書いてどう感じたか、全体で共有する時間があった。
江角さんが指名する→受講生が答える→江角さんがアドバイスをする
の流れで合計5名の意見を聞くことができた。
その中で印象に残った内容は以下の通り。

  • 分かりやすい文書を書くのが難しく感じた。

→【届けたい人】に届けばいい。
読者を思いっきり絞ってみるのもいいかも。

  • 議事録になってしまい、面白く書けない。

→議事録はレポートではない。
レポートは面白くないと読んでもらえない。
(仕事にするなら)単価の中で最大限できることをやればいい。

  • レポートが何なのか、途中で分からなくなった。

→求められるレポートとは何か。
意味を理解し、明確に定義することが大切。

江角さんと受講生が話しているのを聞いて、
何を書いて何を書かないのか」
「それは何のために?
は常に頭に置いておきたいと感じた。
自分の文章を見直すヒントが、多く散りばめられていたように思う。

私がレポートを書いて感じたことは、別の記事にまとめたので興味がある方は見てみてほしい。

2.ペアワーク(強みを知る)

続けて、今回のメインイベントであるペアワークについて説明があった。

  • 制限時間は60分。

  • 2人1組お互いをインタビューする。

  • 内容はオリジナル教材「人生企画ノート」の指定ページに沿って行う。

指定があったのは上記3点。

「はじめてのペアワークで60分のインタビュー…?」
と私を含めた受講生の多くが戸惑っていると、江角さんからワークのコツや心構えのお話があった。

【ペアワークのコツ】

  • 会話は全てインタビュー

相手に興味を持つことで、良い情報を引き出せる。会話の流れで有料級の話が出てくることもよくあること。人と話すことは相手を知ることができると同時に、自分を知ることができる。対話を重ねることで、ぼんやりとしていた自分の価値観がくっきり明確になってくる。
この話を聞いて、人間は情報の宝庫なんだと感じた。その人ならではの情報、こだわり、人生経験などが聞けると「よし!」とガッツポーズしたくなる時がある。その理由が分かった気がした。

  • 素直な感想を伝える

共感したこと、気付いたこと、異なる意見。感じたことはすべて素直に伝えることを意識すると良い。
人と話している時に、価値観が似ていて盛り上がることはよくある。しかし、異なる意見を持つ人と盛り上がるのは難しいかも…と思い込んでいることに気付けた。どんな話でも「そうなんですね」「その考え方は知らなかったです」「びっくりしました」と素直に口にしてみようと思った。

  • 率直な疑問を大切に

「なぜそう思ったんですか?」とストレートを聞くことが大切。質問をすることで相手は深く考えられるし、こちらは相手を理解するための材料が増える。結果、Win-Winを生み出す行動になる。
相手に嫌われたくなくて「こんなこと聞いていいのかな?」と一歩引いてしまうことは、お互いを知るきっかけを無くしているのかもしれないと感じた。

【実際】

ワークの説明が終わり、ペアが初対面かどうかを確認された後、ブレイクアウトルームに入った。
画面を開くとそこにいたのは優しい笑みを浮かべためぐみさんがいた。お話するのは初めてだったが「さぁ、どうしましょうか?」のトーンが私の温度感とそっくりでホッと胸を撫で下ろした。(めぐみさんのnoteはこちらから読めます!)

めぐみさんと話をすればするほど、なんだか似ている部分があるなぁと感じた。
「自己理解を深めたい」
「誰かの思いを発信したい」
「自分の思いを言葉にして伝えたい」
「日ごろ感じる小さな気付きを残したい」
…など挙げればキリがないくらいだ。

  • めぐみさんの質問力がすごかった!

お互いの価値観を話すなかで、めぐみさんの質問が鋭くて驚いた。
特に記憶に残っている質問が2つあって。

  1. 刺激が足りないと感じているのは、
    現状に不満を持っているってことですか?

  2. ひとつに絞るのが苦手なのって、
    人生の大きな選択の時どうしてるんですか?

どちらもひとりで書いている時には出てこなかった疑問で、頭を鈍器でガツン!と殴られたような衝撃を受けた。
刺激不足に関してはHSS型HSPの特性だと思ってスルーしていたし、絞るのが苦手なことも困ってないからいいやーとスルーしていた。
でも、改めて聞かれると
「あれ?何でだっけ?コレ、スルーしちゃダメなやつじゃない!?」
と焦りを感じるいい質問だと感じた。
はじめましての人から質問されることで、凝り固まっていた頭が柔らかく解れることに驚いた。

これは私からめぐみさんに対して質問した時もあったようで
「考えたことなかった!」
「言われて思い出したんですが…」
と経験や考えについて、より深く話を聞くことができたように思う。

はじめまして同士でインタビューをすると、こんなに価値観がひっくり返るのか!と、ペアワークの威力を感じた。

  • 私の課題

ワーク自体は楽しかったのだが、課題がいくつかありまして…。

1.時間配分
話すことに夢中になりすぎて、4項目中3項目しか話せなかったことが悔やまれる。

2.聞くと話すのバランス
仕事として成立させるためには、[楽しく話すこと]と[必要な情報を聞き出すこと]のバランスを取らなければならない。両立させるためには訓練が必要だと感じた。

3.質問の質を向上させること
純粋に「なぜ?」と聞けるうちはよかったのだが、途中「もっと深い質問をしなきゃ」「すごいって思われたい」など変なプライドが出てしまい、的外れな質問をしてしまった場面があった。
質問は何のためにするのか?を改めて考え冷静な状態で対話に臨みたい。

  • 一歩引いてみる

  • ひとりの人間として聞く

  • 子どものような好奇心を持つ

など、思いつく対策を付箋に書いてPCに貼っておこうと思う。

【感想シェア】

ペアワークが終わった後、全体で感想を言い合った。ワークが始まる前とは違い、受講生全員が楽しそうに活き活きとした表情を浮かべていたのが印象的だった。感想で印象に残っている内容は以下の通り。

  • 60分持つのかな?思ったが、あっという間だった。

話しているうちに漠然とあった不安がなくなった。60分(ペアワークなのでひとりあたり30分)でどれくらい相手の情報・魅力を引き出せるか。やればやるほどハマりそうだと感じた。

  • 一人でワークをする時はあまり書けなかったが、人と話しているとどんどん湧き出てきた!

相手がいることで「伝えよう!」と気持ちが入るし、質問されることで自分の考えについて深く考える機会がもらえたように思う。また、相手の話を聞きながら「それいい!私のリストにも入れよう!」と共通点が見つかるのも楽しかった。

  • やり方を決めてから始めたが、崩壊した。(楽しさと情報収集、どちらもできるようになりたいと思った。)

仕事でインタビューする場合は、どれだけ崩壊しても本筋に戻らなければならない。今回の失敗を次に活かそうと思った。

3.今回の振り返り

  • 思いがけない質問で、価値観を知る

自分のことを知らない人からの質問は、何が飛んでくるか想像できなくてワクワクした。たとえば「私はメンタリストDaiGoさんが好きです」と言うと、顔馴染みの人は「ああ、ハイハイ」と聞き流す。しかし、初めて話す人に言うと「え、意外!なんで?」と言われることが多い。改めて「何で好きなんだろう?」と考えることで、自分の価値観をより深く理解できたように感じる。

  • 時間配分は目的を明確に

長時間のワークは、時間で区切って交代制にするのが良いと感じた。私のペアは60分÷4項目=15分という方程式を立て、設問ごとに時間で区切ろうとした。しかし、話し始めて早々に盛り上がってしまい、決めたルールが一瞬で崩壊してしまった。フリートークで楽しめたのは良かったが、どちらかが多く話してしまったり、話が脱線したことに気付けないと感じた。次回からは純粋に60分÷2人=30分という計算でワークを進めようと思う。

  • 視座を高く持つ工夫

メモすることに気を取られて、聴くことが疎かになった場面があった。一言一句残そうとするのではなく、話の概要や思いの本質を見るようにしたい。そのためには、少し視座を上げると良いと思った。私と相手、ではなく、二人がテレビの中で話している、くらい客観的に見れると良いのかも。


以上、第2講のレポートでした!
3月末までレポートを更新しますので、続きが気になる方は是非フォローをお願いします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


ペアワークでご一緒しためぐみさんも、noteを書かれています。
フリーランスで翻訳や通訳のお仕事をされているので、気になる方はぜひ見に行ってください!

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