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甘いものNo.10|ノスタルジックなマキシムドパリ風ナポレオンパイ
ナポレオンパイか、カスタードだけのミルフィーユか迷ってて、子供がいちご食べないし、やっぱりカスタードだけのミルフィーユにしようかと思ってたんですが…。
トップ画のいちごのパックの字体が気になりすぎて思わずいちごを購入してしまったので、大晦日に作ったアップルパイの残りのパイ生地でナポレオンパイをつくりました!
チェリーベリーだなんて可愛らしい名前、いちごも蔓付きでいかにもチェリーな可愛いビジュアル。
どう考えても、
❤️🍒チェリーベリー🍒❤️
でしょうが!!
なのにあの字体ときたら、
🥃🕶チェリーベリー👨🏻🦰🥃
みたいな琥珀色の飲み物が似合いそうな燻銀を想像してしまって、気になりすぎてまんまと購入してしまったじゃないか!
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43750307/picture_pc_ace8d569a3e3f6fa1c02674275148fad.png?width=1200)
あるいは昭和のドラマの題字のような。
この字体を採用した人はチェリーベリーを
どうしたいんだ。
そんなわけで、先日、昭和の製菓本に載ってそうないかにもなナポレオンパイが作りたくなってちょっと遊んでみました。
カスタード炊いたの久しぶりだったし、ナポレオンパイって家組み立てるみたいな工作感があって面白いので楽しかった✨
ナポレオンパイ
パイ生地 適量
粉糖 適量
カスタード 1合分
牛乳 180g
卵黄 2個
グラニュー糖 40g
薄力粉 15g
バター 5g
バニラオイル 適量
生クリーム 100ccくらい
砂糖 適量
いちご 1/2パックくらい
キルシュ 適量
パイ生地は冷凍のパイシートでも大丈夫です。
①パイ生地を伸ばす。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43751468/picture_pc_4255b379d8dcca493e67148c57156de0.png?width=1200)
目覚めよ冷凍されしパイ生地。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43751485/picture_pc_8e425e5bf88c8974e98d742b3c224c24.png?width=1200)
1番生地なので膨らみすぎないように、
もう1回だけ折り作業。
①の方向に伸ばして
②の様に折り畳む。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43751524/picture_pc_131dca6eccc5d74230c2343aac5c3c88.png?width=1200)
更にこの向きで、
2〜3mmの厚さになるくらいまで伸ばす。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43751590/picture_pc_55f5d86539a91d34570ad2a98792a37f.png?width=1200)
伸ばされし生地。
中心がまだ解凍されてなくて、
いびつになっちゃった。
②フォーク等で刺してから3等分にカットし、冷蔵庫で30〜40分休ませる。
ここでちゃんと休ませないと、焼いた時にスルメみたいに縮むから必ず休ませて下さい。
③クッキングシートを敷いた天板にのせて焼く。うちのオーブンで200℃/35〜40分。
温度と時間は各家庭で調整して下さい。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43751815/picture_pc_3282b810deb35fb390bd27e18b33f80c.png?width=1200)
10分位焼いて生地が膨らみ始めたら一旦取り出し平らなバット等で押さえて潰す。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43751844/picture_pc_bc54043fd99ad6e452ea694ac0b8d135.png?width=1200)
ビフォー
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43751835/picture_pc_fb9931d2beea3ae8f75e234b2354cc5d.png?width=1200)
アフター
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43751859/picture_pc_5df9359b5df9a4fc75c631000d91fab1.png?width=1200)
粉糖を振ってオーブンに戻す
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43751871/picture_pc_6a632ad0f20bf5fec0e4ae6b5de49aa7.png?width=1200)
粉糖が溶けて飴みたいになって
これくらい焼けてればOK。
④パイを焼いてる間にカスタードを作る。
ボウルに卵黄を入れほぐし、分量の2/3のグラニュー糖を加えてよくすり混ぜる。
薄力粉をふるい入れよく混ぜる。
鍋に牛乳と残りのグラニュー糖を入れ火にかける。
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43751986/picture_pc_a4acb1698b4cc3d2764ddacd7b5e5d11.png?width=1200)
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43751997/picture_pc_8e61043bf44105325d157978168b1474.png?width=1200)
⑤牛乳が沸いたら卵黄のボウルに加えてよく混ぜ、ふきんか二重にした軍手でボウルを持って回しながら火にかけ、濃度がついて来たらゴムベラに持ち替えて底が焦げ付かないように、混ぜながらカスタードが沸くまでしっかり火を入れる。
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43752098/picture_pc_191b9631e8f9b09638a79b23ae8cc2b3.png?width=1200)
ちなみに写真は2合分炊いてます。
炊けたら火からおろし、
バターを入れてよく混ぜる。
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43752138/picture_pc_a228ff22700df6442a3fe4c216d0b624.png?width=1200)
炊き上がり。つやが出て、ゴムベラですくうとこんな風に落ちるくらい。
⑥熱いうちに漉し器で漉して平らなバット等に広げてラップをぴったりとし、氷に当ててさます。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43752204/picture_pc_59c2a460b0786b35ae2387863d50e318.png?width=1200)
漉します。
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43752213/picture_pc_ea23768553db79701c52f8b958b4b1aa.png?width=1200)
広げてラップをぴたり。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43752227/picture_pc_c779d1a20237acca2ad757332b098e65.png?width=1200)
氷に塩を振ると、
氷もちが良くより早く冷えます。
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43752255/picture_pc_315045199ded564edf3d086afd84c5f3.png?width=1200)
カスタードは、冷えてこれくらいプルプルに固まってればきちんと火が入ってます。
⑦生クリームに砂糖10gくらいを加えて泡立てる。
カスタードをボウルに入れてキルシュも入れねり戻し、固く立てた生クリームを1/3程度加えて混ぜる。
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43752744/picture_pc_2ad3b9b121f8955aa9240fbf30c74396.png?width=1200)
![画像20](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43752856/picture_pc_b19e5d5b8585bb2ede6d8700d22f3b44.png?width=1200)
本当はカスタード100%の方が崩れにくくて良いのだと思うけど、カスタードには
生を加えたディプロマットの方が好きなので
崩れ上等で生クリームを混ぜ込む。
⑧パイ→カスタード→いちご→カスタード→パイ→カスタード→生クリーム→パイの順に重ね、トップに好みの飾りをする。
![画像21](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43752870/picture_pc_84996028d2469b497d6ddaf519e959c6.png?width=1200)
クリームは絞り袋に入れて重ねると
綺麗に出来ます。
![画像22](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43752898/picture_pc_93ffee727c92e8887f291d4843d10fe1.png?width=1200)
このあとパイをのせて両脇のクリームを均し、アーモンドをつけました。
![画像23](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43752931/picture_pc_b86294fa0665a51213ade45ab5643c76.png?width=1200)
飾り付けをして完成🍓
![画像24](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43752948/picture_pc_790d3502d4413c94050192c9da29a753.png?width=1200)
🍓🍓昭和感漂うナポレオンパイ🍓🍓
いちごはヘタを取ってカットせずにのせて、艶出しを塗ればよりそれっぽくなると思ったのだけど、つる付きの可愛さが無視出来なくてこんな仕上がりに🍓
このままでは綺麗にカットできないのだけど、このパイは出来立てが1番なので酷いことになるの覚悟でカットしました。
![画像25](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43753093/picture_pc_c174639fde9de1b19c4e2fc0ea3d5f28.png?width=1200)
なんかごめん。
見た目酷い事になってますが、昔働いてたケーキ屋の店長が、ミルフィーユはぐしゃぐしゃにして食べるのがうまい。って言ってたし、たしかにそう思う。
ナポレオンパイといえば、強く印象に残ってるのが、有閑倶楽部のマキシムドパリのナポレオンパイ(知ってる人いるかな?)。
作中で黄桜可憐が「大好きだから残しておいて」みたいなセリフを言ってて、ケーキ自体は出て来なかったと思うんだけど、こんなセレブが大好きなケーキってどんなだ?と、子供心に妄想を掻き立てられた、憧れのケーキでした。
結局、初めて食べられたのは不二家レストランのナポレオンパイだったけど、あれも作りたてサクサクで美味しかった🍓
専門学校の講習で、自分で作れた時は嬉しかったもんです✨
その時のレシピは今でも大切にとってあります。
![画像26](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43763539/picture_pc_55a3c57e8937d8d7571c828026ff1cc7.png?width=1200)
今回のは側面に付けるのは
アーモンドスライスだとなお良かった。
何はともあれ、買ったのも作ったのも、昔も今も変わらず美味しいナポレオンパイ。
いちごが美味しい季節のみの楽しみです🍓
ちなみにいちご嫌いの子ども用ゾーンにはいちごではなくチョコを挟んでおきました🍫
というわけで、本日の投稿はカスタードを使ったフランス菓子、ナポレオンパイでした!
ではでは、お読みいただきありがとうございました〜!