領域を犯した罪悪感
noteに何を書いていくのかというと、日常の中で、強く何か感情が動いたり、印象に残ったことを言葉にのこしていきたいと思っている。誰かにというよりも、記録に近い感じにしたいというのが今の想いかな、、
私は昔グラフィックデザイナーとして働いていたのだけど、今は自分自身を美術家と呼びたい。作品を考え制作し、それを発表するというパーソナルワークとクライアントさんからお仕事を貰い、依頼にそって仕事をするクライアントワーク、そして、美大の非常勤講師 という3つの軸で仕事をしている。
そんな中、最近ある冊子の取材を受けることになった。それだけでとてもありがたいことなんだけど、その紙面の校正をもらった時に、私は文字情報だけでない、レイアウトや配色も気になってしまって、自分の意見をデザイナーさんに伝えてしまった。デザイナー職時代に、私にとってやっかいなクライアントさんと言えば、自分の仕事領域を超えて、色んな意見をいってくる人だった。ここまでは私の仕事/そこから先は他者の仕事 という風に領域をきめて、信頼して取り組むのが理想だったはずなのに、私は簡単にその領域を犯してしてしまったように思う。伝えた後にくる罪悪感。。後悔するなら言わなきゃよかったじゃん!って思うけれど、でもでも、、せっかくならその紙面が良くなって欲しい、自分が伝えたかった想いはそういうレイアウト配分じゃないんだという 自分の想いは止められなかった。
結局私はとても我が儘なんだと思う。後悔はあるけれど、快く受け入れて、くれた先方の会社さんにただただ感謝して、後は、我が儘な自分をそのまま受け入れてあげる努力をしようと思う。いい人になりたい、っていつも思ってきたけど、そのままの自分を受け入れずに、いい人のふりをしてジトジトするより、自分の浅はかで、我が儘なところをどうにか認めてあげたいと思う。
人間らしいじゃないか、めんどくさくてごめんなさい。でもありがとう。
雑誌のあがりが楽しみです。