ヨーロッパ照明器具ブランド紹介 -8.Flos-
こんにちは、現在ベルリンでライティングデザイナーとして活動しいていますmami(@mamichen0929)です。
今回はイタリアブランドよりFlosの紹介をしていきたいと思います！
特徴
-空間のシンボルとなるようなデコラティブ照明のデザイン
照明プロダクトと空間をうまく組み合わせることで、より空間を活かすことのできる、そんなプロダクト自体は主張しすぎずに空間を照らすデザインが魅力です。
-近代より長く愛されてきたデザインと新しくデザインされた器具
後でご紹介するArcoのような60年代から現在に至るまで長く愛用されている器具から、新しいデザイナープロダクトを展開しているブランドです。
-Soft Architecture
建築の一部となるようなプロファイル化した器具を展開しているのも注目です。
プロダクト紹介
それではおすすめプロダクトを４つ紹介していきます！
Arco
FlosといえばまずArcoが思い浮かぶほど長年人気の有名なプロダクトです。スタンドの土台には本物の大理石が使われているため器具自体はかなり重めです。（63.8kg!!）
Achille & Pier Giacomo Castiglioniというイタリアの兄弟デザイナーユニットにより60年代デザインされた器具です。当時の彼らの貴重な動画が残されています。
FlosからはArco以外にもAchille & Pier Giacomo Castiglioniがデザインを手がけたマスターピースとしてSnoopyやTacciaのテーブルランプも有名です。
ICシリーズ
こちらのICシリーズもFlosの代表的なデザインのひとつです。
球型のディフューズライティング自体はかなりベーシックなタイプですが、電源接続部分が斜めに入っていたりすることでぽっかりと宙に浮いたような印象を受けるデザインです。
ペンダント、スタンド、ウォールライト、テーブルランプと同シリーズで様々なタイプのプロダクトのラインアップがあるので、使いやすいですし、統一したデザインプロダクトでデコラティブ照明を選択することが可能です。
こちらはMichael Anastassiadesというロンドンベースの照明器具を中心に手掛けているプロダクトデザイナーによるデザインです。
Mayday
ハンガーのようにひっかけて吊るしたり、手元の部分にコードを巻いて収納可能な器具です。白とオレンジお展開がありましたが、2020 年の限定版として持ち手の部分がアルミ製のものが発売されています。
今まで紹介してきた照明プロダクトは高いものが多いですが、このMaydayは比較的手の出しやすい価格帯であることも魅力です！（日本でも2万円程度で購入できるようです。）
Moonline
Moonlineはすでにプロファイル化された器具で、壁面に施工することで上の写真のような漏れ出す光を壁に演出できるプロダクトです。
Flosはこのプロダクトの他にも設計者向けにSoft Architectureというシリーズ名で建築の一部となるように設計されたプロダクトを展開しています。
このような建築の一部となるタイプの器具は設計段階から提案していく必要がありますが、ヨーロッパの各メーカーで最近増えてきているタイプのものです。Flosはその中でも多様なデザインを有しているという印象です。
さて、デコラティブ照明の有名なFlosですが建築化照明のラインアップも充実しています。かなりベーシックというよりはやはりややデザインされた器具が多い印象です。
ダウンライトラインアップ
システム照明ラインアップ
私が勤めている事務所ではベーシックのラインでFlosを使うことがあまりないのですが、個人的には使ってみたいプロダクトが多くあります。
以上でFlosの紹介を終わります。公式サイトのウェブデザインも良いので興味を持った方は是非覗いてみてください！
次回は建築化照明ブランドより屋外照明に強いドイツブランドBEGAを紹介していきます。
ALL photo credit: Flos spa
https://flos.com/
照明に関するご依頼ご相談はこちらへ
mamiobridge@gmail.com
仕組みづくりからサステナブルな社会をめざすドイツの建築・都市計画事務所ASOBU GmbHにて、ライティングデザイナーとして参加しております。
場所や時間から解放されたフルリモートな働き方で、世界中のメンバーと協業しています！御覧ください！
https://www.facebook.com/ASOBU.GmbH/
https://www.asobu-gmbh.com/
いいなと思ったら応援しよう！
