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母は娘のお助けマン

昨晩、お風呂に入っているときに携帯がけたたましく鳴った。
娘から電話があった時に気づけるように音量Maxにしていたからだ。
第一声は「ママ、どうしよう…」と困っている声。
でも深刻なことではないのがわかる。

母:なにがあったの?
娘:あのね、間違えて洗濯しちゃって色落ちしちゃたの。子の愛が買った服やらいろいろな服に青いシミがついちゃったの。
もう色落ちしないと思って、短いデニムズボンと一緒に洗っちゃったから、その色だと思うの。もう一回洗えば落ちる???
母:漂白剤はないの?一度洗濯して乾いちゃったら、難しいね。漂白剤をつけてゴシゴシ洗って少し落ちるかどうかだね。それでも難しいと思うよ。
娘:もう一度、洗濯機まわしてる。
娘:ママはお風呂の途中だから、洗濯が終わったら話そう。
娘:洗濯して落ちてるかどうか、着れるかどうか、ビデオ通話するから見てね!

風呂から上がって、そろそろ電話してみるかなと思った頃に携帯がなった。
娘:ママ、落ちこんでるから、慰めてね(こういう時は、甘えん坊の声)
母:わかった、わかった。大丈夫だから、ビデオで見せて

一つずつ画面越しに見ては、あまりにひどいものは捨てていいよとか、
そのくらいわからないから作業する時に着ても大丈夫なんじゃないとか、
一緒に判定しつつ、彼女が一番心を痛めてる1点の判定となった。

北京も寒くなってきたからと、最近ZARAで買った長袖シャツ、けっこう気に入ってるそうな…
明日、店に行って同じのあったら買おうかな、どうしようかな…
可愛いかどうか見てと、お気に入りシャツを着たときの写真を送ってきた。確かにピンクの髪と合っている。
あなたのお金だし、さほど高くないし、綺麗な状態で着たいなら買ってもいいかもね。ママならそうするなと伝えたところで、やっと落ち着いた感じ。
受けたショックをどう対処するか、彼女なりに一生懸命考えている様子。
仕事を持ち帰ってきたのに、気持ちが落ち着かなくてちっとも進まないと…
捨てる、そのまま着る、もう一度買うの判断が終わって、やっと仕事に戻った様子。
明日、店に行ったら電話するから出てよ!と念を押されたのは午前2時過ぎ。
いつも、彼女のペースにふりまわされるけど、まっ!しかたないか。

そして…ショップに行った娘からの電話
娘:同じ色のシャツはないや。秋冬ものばかりになってる
母:その写真を店員さんに見せて、聞いてごらん。シーズンの入れ替えで引っ込めただけであるかもだから
娘:わかった。聞いてみる。‥‥ ないって
母:そうか…でも、色が染まっても、そんなに目立たないし、今のまま着れるよ
娘:そうだよね。きっともっと他に気に入るものが出てくるってことだよね?
母:そうだよ。ガラモノじゃなく、無地だから、他にいいのが見つかるよ
娘:そうだよね。着てるところ褒められたから気にいってたんだ。でも、きっと他にあるよってことなんだね。

っと、やっと気持ちが落ち着いて、仕事に向かったのでした。
落ち込む気持ちもわかるし… 強気発言とのギャップ、こういうところもあるから可愛いだよなーと親バカだからしかたないなと母も落ち着いたのでした。

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