経験知はお金で買えない価値あるもの

 行動派の根っこにあるもの
ある学びの場で、自分は行動派か、学習派かについて話す機会がありました。
私は「行動派」。ダメでもともと、面白そうと思ったら、好奇心のままにやってみる、聞いてみる、言ってみるです。
でも、メンバーの多くは「学習派」。とにかく調べる、考えるとのことでした。
でも、話を聞いていて、なんか違和感を感じたのです。
 
行動派とはいえ、私も大切なことは十分に考え、しっかり調べている。
家族や友達の意見を聴いた上で、自分で判断して行動している。
じゃ、何が違うんだろう…
辿り着いたのは、私には「怖れ」がないことだったのです。

上手くいかなかったらどうしようとか、リスクイメージがわかない。
考えていたら何も進まないから、ダメだったら、そこでまた考えればいいと思っている私。
そう、私の持論は「ダメでもともと。やらずに後悔するより、やって後悔。やったら、上手くいかなくても、後悔にはならない。必ず次への一歩になる」だから…
 
振り返ってみてもそうだなー
なりたい自分、得たいモノがあったら、どうしたらなれるか、得られるかを考える。
ありとあらゆる方法を模索して、自分にできることを一つずつやっていく。
やってもダメだったと納得できないと、グジグジと後悔することがわかっている。
不思議なことに、どんなに辛くても諦めずに頑張っていると、なぜか道が拓けた。そんな体験をたくさんしてきたなー
そんな経験をたくさん積んできたことが、お金では買えない宝もの、自分の力となっている。
そして、気づいたら「怖さ」が小さく遠のいていっている。

「みんなー! 怖さを脱ぎ捨てて楽になって、一歩踏み出してみて、どんな経験もすべてあなたの財産になるから。まわりにどう見られるか、そんな怖れはいらない。自分がどう生きたいかを考えて」と声を大にして言いたいな。
そして…さらにわかったこと。
経験知が増えると、直感力も高まり、好奇心も高まる。人間ってすごい!

65年間に本当にたくさんのいろんな経験をしてきました。
自分の気持ちに素直で正直にしか生きられないから、たくさん痛い目にもあってきた。電車に乗れなくなって苦しんだ1年半…でも、その経験があるから、人の痛みがわかるのです。
そして、一歩踏み出したら、人生が動きだしました。その一歩を踏み出せたのは、自分の力ではなく、見守ってくれる人、応援してくれる人がいたからです。
今度は、自分が応援してもらったように、自分が応援する側。
怖さを脱ぐのは、一人では不安だから、そこに寄り添い、応援したい。
みんなそれぞれの自分らしい素敵を持っているのだから、それを一緒に見つけて、ありのままの自分で一歩踏み出すことを応援したい。そのための手法としてコーチングを学んでいるのだなと、腑に落ちたのでした。
行動派か学習派かの問いから、辿り着いたー(笑)


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