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「恐れの夢」(「神の贈り物」より)

1978年2月8日、ワプニック博士が不在のブリザードの夜、ヘレンがイエスから受け取ったメッセージです。


「恐れの夢」

恐れは世界での唯だ一つの感情です。恐れの形はさまざまですが、様々な形態の恐れを何と呼ぼうと、それは同じです。恐れは、形態においてさえも、その目的から決して離れず、その原因から逃れる力もなく、喜びのまがい物に過ぎず、嘘のベッドの上に不確実に横たわっています。恐れはここで生まれ、その見かけ上の快適さによって守られました。恐れはここで、生まれた場所に留まり、そしてここでその終わりを迎えるでしょう。なぜなら、ここは無であり、誕生も死も実在(リアル)ではなく、その見かけ上の生命を生み出した不完全な心のいかなる形も、神の心の中では意味を持たないからです。

あなたが、世界が何を与えてくれるかを全面的に把握し完全に確信しているなら、喜びと平和が愛のために結びつくのと同じくらい簡単に、恐れは捨て去られるでしょう。けれども、まず、恐れが存在するところに愛はあり得ず、世界は恐れから作られていない贈り物を与えることは決してないという確信がなければなりません。恐れは隠されているかもしれませんが、贈り物のどこかに確かに存在します。 世界からの贈り物を受け取らなければ、はるかに素晴らしい贈り物が自分に与えられていることに気づくでしょう。


世界に騙されないでください。世界は欺くために作られました。けれども、世界の罠からは、小さな子供でも安全に通り抜けられるほど簡単に逃れられますし、心配することなく世界(幻想)が進むのを止められます。夢は夢であり、どれも同じように真実ではありません。これが学ぶべき唯だ一つの教訓です。けれども、すべてが無であると認識され、ありのままに見られ、それ以上のものではないとわかるまでは、恐れは続きます。あなたのハートに恐れが湧き上がることなく、自分のものとして価値あるものとして受け入れ大切にできる人、物、状況は存在しません。なぜなら、あなたはそれらすべてをありのままに見ず、それらに対する愛はあなたから消え去ったかのようだからです。そして、あなたは、神の愛する息子を裏切り神の代わりに恐れと罪悪感を選んだあなたに対して、神は関心を持たなくなったと思うでしょう。


神が欺くのか、それとも世界が欺くのか? どちらかが嘘をついているに違いありません。神と世界の考えが一致する点はなく、神からと世界からの贈物が種類や目的において一体化することはありません。あなたが一方から得たものは、他方からは不明瞭になります。これには妥協の望みはありません。また、すべての夢がもたらす恐れなしに、神と世界の間で心が揺れ動くこともありません。自分が現実と真実の創造者、運命と時間の領域の支配者、そして世界のために任命された調停者であると見るのは、どれほど恐ろしいことでしょう。

夢は決して変わりません。これだけは覚えていてください。夢は変わらないということを忘れるがままにして、再び恐れに屈さないようにしてください。 夢を否定して、真実は裏切りません。真実だけが機能するからです。他のすべては欺きます。他のすべては恐れを与え、そして、最も喜ばしいように思えても、それは大きな痛みの代償を伴います。今、苦しみから解き放たれてください。神からあなたに与えられる贈り物には、代償はありません。神の道は確実です。神の贈り物は、神が与えたとおりに永遠に残るからです。神の贈り物が留まるところに、恐れが入り込むことができると思ってはなりません。けれども、恐れが入り込み、世界が現実だと思っているひどい歪みであなたの視界に触れたところに、贈り物を受け取ることができると思ってはなりません。


夢のかけらは全体の中の別々の質の小さな部分ではありません。それぞれ一つ一つの夢のかけらには、愛の反対である恐れ、神の記憶を隠す地獄、神の聖なる息子の磔刑がすべて含まれています。ですから、それらすべてに対して警戒してください。なぜなら、それらの目的は一つであり、地獄は完全だからです。この教訓を学ぶには永遠の時間がかかるように思えるかもしれませんが、そうする必要はありません。私は時を超えて語りかけるために来ました。あなたはいまだに夢を見ることの痛みを学んでいませんか?  夢を心に抱きしめる必要はありません。絶望から救われその後再び欺瞞を積み重ねることの恐ろしい代償を忘れる必要はありません。

この世の価値に対する最もちっぽけな夢、ほんの小さな願いでさえ、神があなたに与えてくださる甘美な解放とあなたとの間に立ちはだかるに十分なほど大きなものです。神は御子であるあなたを変えることも、あなたに与えてくださった完全な自由をあなたの心に受け入れさせることもできません。けれど、あなたが神に向き直り、突然思い出すことは確かです。このことを確信し、それを逃さないでください。神が結び付けたものは一つです。そして、恐れが神の創造物の代わりとして大いなる欺瞞者としてきたものもすべて一つです。あなたが選べるのは一つだけです。そして、あなたが選ぶものは完全です。この世が提供できると約束ものはすべて、決して与えることができない喜びです。神があなたに約束したことはすべて、決して失敗することはありません。満たされない必要(ニーズ)はなく、癒されない傷はなく、変わらない悲しみはなく、払拭されない暗闇はありません。神の贈り物の前では、ほんの小さな痛みも突然消え去ります。神の贈り物があなたが望む唯一のものとして受け入れられたとき、想起不能の世界は、消え去った後に何の痕跡も残さないでしょう。

「もう一度、選び直す」、これが、依然としてあなたの唯一の希望です。あなたが望まない限り、闇は神の贈り物を隠すことはできません。私は平和のうちにやって来ました。そして今、あなたに時間を終わらせ、私とともに永遠の世界に足を踏み入れるようにと促します。目に見えて変わることはありませんし、あなたが時間から消えることもありません。けれども、私たちが一緒にいるからこそ、あなたが戻ってくるときに私の手を握るでしょう。今、天の軍勢(天使たち)が私たちと一緒に来て、夢の痕跡と虚無に根ざすすべての考えを一掃します。あなたは神にとってどれほど大切な存在でしょうか。神は、あなたが私とともに歩み、恐れによって愛と命と希望が奪われた病んだ世界に神の光をもたらすことだけを求めています。


あなたが私の呼びかけを聞き逃すことはありません。私もあなたの痛みと悲しみの叫びを聞き逃したことがなく、世界を恐れから救い、最終的に救済するために来たからです。あなたが想像するようなことは決してなかったし、今もそうであり、これからもないでしょう。私に、あなたのために見て、あなたが見るもののために判断させてください。一度でも私と一緒に見れば、栄光と神の平和を犠牲にしてまでも、恐れなど気にしなくなるでしょう。

これが私の捧げ物です。穏やかな秩序と優しい考えを持ち、希望に満ち、喜びに輝き、その愛らしさに恐れの苦味が少しも加わっていない静かな世界。今、これを受け取ってください。私はあなたにこの贈り物を手渡すために長い間待っていたのです。恐れと、恐れがあなたに与えたすべての「贈り物」の代わりにこれを差し上げます。全世界が息を凝らしてあなたの選択を待っているときに、あなたは他の選択ができるでしょうか?  さあ、私のところに来てください。そして、私たちは神の御下へ参ります。私たちが一人で行くことはできません。けれども、私たちが一緒になれば、神の御言葉が失敗するはずがありません。なぜなら、神の御言葉、これこそが私たちを神の中で一つにし、私の声、それがあなたにこの神の御言葉を語るからです。

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