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第2子娘の起立性調節障害について5

中学2年生でようやく起立性調節障害という病名がつき、親子ともに少し安心して、それに向けての治療に向かうことができるようになりました。
とはいえ、横になっているだけの娘は、治療に前向きにはならず、うつの症状がとても強いように見えます。
小児科、思春期外来に加え、漢方に強い婦人科にも通い、その都度症状に合わせて漢方薬を処方してもらいながら様子を見る状況を続けていました。

一般的に夏に悪化し、冬に軽減すると言われている通り、春が過ぎてだんだん暖かくなると非常に体が重くなるようで、伏せっている時間も増えます。
血圧を上げるミドドリンという薬も効かないし、うつの症状もエヴィリファイでも一向によくなりません。
その都度、思春期外来の先生から、「そんな薬で急に良くなる病気ではないから」と笑われながらも、私としては必死の毎日でした。

良くならない、、。この状態に悶々としていると、
ある日新聞に
「起立性調節障害とよく誤診される`脳髄液減少症`という病気があるので注意するとよい」という記事を見つけました。

「脊髄液減少症は 脳・脊髄を浮かべている 「脳脊髄液」が減ることで、 さまざまな症状がでる 病気です。 起立性頭痛・耳鳴り めまい・吐き気 視力低下・光がまぶしい 首~腰痛・手足のしびれ 全身のだるさ・疲れやすい 思考力・注意力の低下など 体調は天候に左右されやすい。」

全ての症状が娘に当てはまります。

そこで、今度は大学病院に検査に行きました。問診では、おそらくこの病気ではないという見立てでしたが、MRIでの検査をしました。
結果は先生のお見立て通り、脳脊髄液減少症ではなく、頭痛薬を処方する程度しかないということでした。

とりあえずこの病気ではないということで安心できたのですが、
精神的な症状が強過ぎて、特に生理前後のイライラが強く、私への当たり散らしが尋常ではないので、この頃から、かかりつけの婦人科で低用量ピルを処方してもらい、pmsの症状と重い生理痛を軽くする方法を模索していくことにしました。

非常に効果が見えるのが、整体や鍼です。
終わると曇っていて開かなかった目がパチリと開き、目に力が宿ります。
そして久々に頭痛がないという娘は喜び、性格も180度変わり、
昔のご機嫌でおおらかだった頃に戻るようでした。

しかし、触られるのが嫌、2度といかない、と言うのです😭
私の母が、お小遣いをあげるから3回は行こう、とお金で釣って3回連れて行ってくれました。
しかしながら、予約するのも大変、予約していても当日起き上がれないと言う状態や、出かけるとなると何日も入浴していない、着替えいない状態から、まず入浴し、フルメイクに数時間。。このエネルギーは娘にとって相当なもののようで、
一度鍼治療に行くと元気になるものの、それと引き換えに、大きなエネルギーを使ってしまい、次回の予約に繋がりません。宥めたり、おんぶして連れて行こうとしたり、工夫が必要で日々ご機嫌取りのような毎日でした。

6に続きます。


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