起立性調節障害の長女の高校退学
休学していた娘が、「次年度の相談を」と担任の先生から言われて悩んだ結果、
継続的な通学が難しいと判断し、退学することにしました。
元々成績がよく、知的好奇心も旺盛だった娘が、
合わない私立小学校に転入したまさにその日から精神的に不安定になり、
自律神経を乱し続けた結果、起立性調節障害になったのだと思っています。
中高と附属の学校でしたが、もう限界だったので小学校卒業時に辞めて良かったものの、彼女の、いわゆる見聞や教養が広がらない生活になったのではないか、と思うことが母親としては不安であり、不満でした。その葛藤を乗り越えて今の私もあります。
息子も大学を中退しています。私たち夫婦の3人の子供のうち二人も、、、。
育て方が悪かったのか、など随分と悩み、カウンセラーに私たち夫婦も相談をするなど、試行錯誤した上で結局見守るしかない、時期を待つしかないという結論に至り、グッとこらえる生活です。
ここの高校だったら行かれるだろうという単位制の学校を選び入学したんです。
午後からの授業を組めば、朝はゆっくり休めます。中学3年生は不登校でしたが、
この高校ならと期待していた分、私もショックは大きいです。
娘は体調が悪いのはもちろんなのですが、それに伴って精神的にも非常に不安定です。外ではうまくやります。小中、そしてほとんど行かれなかった高校ですら、お友達は多く、娘の体調に合わせてお出かけしてくれる優しいお友達に支えられています。
が、娘は悪い意味で気遣いし過ぎ、疲れるようです。
そして起立性の特徴として「持続性」を持てないそうで、
一度登校するとその後死んだように眠り続けます。
先生や友人からすれば、登校時にとても元気そうに見えるのに、どうして次の日から来られないのだろうという疑問があるようで、娘はその疑問に対しても学校に行きづらくなったようです。
登校した時は持たせたお弁当も食べられず、電車は途中下車しながらなんとか通学する状態なので、エネルギーを相当使ってしまうようでした。
仕方ない、、。もう夫も私も話し合っても最後は「仕方ない」と終わらせるしかなく。
しかしながら来月の高卒認定試験を受け、ゆくゆくは元気になったら好きなことを大学で学びたい。という気持ちもあるようです。
今は音楽の仕事(パソコンを使った動画編集、編曲的な)をしています。
そのため、まだ子供の娘の気持ちとしては、「学歴なんて関係ない!」と。
ただ、自律神経のためにも、外に出ろとは言わないので朝昼晩規則正しく食べて寝て欲しいんです。これからの社会で学歴は関係ない場合も増えてきていると思います。しかし知らないことを知ることは血となり肉となるはずです。本人が自分でやる気になって自ら学ぶと言うことは難しそうなので、
通信でも高校に属することで強制的学びの機会、そして強制的に規則正しい生活が得られると期待してしまっていました。
通信はスクーリングが必須なので、とても無理だと本人は言いますので、これも諦めました。
元気になるのは夜中なので、まるで昼夜逆転です。
そんな不安もありますが、好きなことを見つけた娘を信じてもう少し見守るしかないです。
退学手続き帰り、娘と一緒に食べた可愛らしいハロウィン仕様のケーキ