物事の「理由」と「きっかけ」は別
上の図は
「理由」と「きっかけ」ってまた
別のものですよね…
同じとは限りませんよね…
…という図。
物事には
そうなっている「理由」が
あるのですが、
そうなった最初の出来事、
「きっかけ」はまた別で
きっかけと別のところに
理由があったりします。
以下、
不登校日誌より
不登校の要因ときっかけの話。
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子どもが不登校になる要因は様々ですが、
令和3年度の文部科学省の調査によると、
本人の「無気力・不安」を要因とした
不登校の割合が他の項目を
大きく引き離し1位になっています。
コロナ禍による環境の変化を
子どもの無気力の原因だとする説もありますが、
この調査結果だけではわかりません。
この調査の前年、
令和2年度に行われた調査では
「最初に行きづらいと感じ始めたきっかけ」の
上位は
「学校の先生のこと」
「身体の不調」
「友だちのこと」
「勉強のこと」
「生活リズムの乱れ」
でした。
不登校問題を考える際は、
令和2年度の調査にあげられた
理由も視野に入れる必要が
あるでしょう。
不登校理由はここにあげられたものが
すべてではないです。
IQや学習意欲が高い子どもが
学校の学習に物足りなさや疎外感を感じる、
いわゆる「浮きこぼれ」と呼ばれる子どもが
不登校になるケースや、
好きなこと、やりたいことを優先した結果として
学校に行かない選択をとる子どもなど、
実態調査には取り上げられていない
事例も多いです。
複数の理由が
からんでいることもよくあります。
学校に行けなくなった理由や、
その背景にあるものが何であるかを探り、
状況に応じた適切な支援をとることが、
不登校の子どもを支えるために
必要だと言えるでしょう。
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