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時短によって溜まるストレス

私は一応、研究者と呼ばれる身分だが、時短で仕事をしている。そのため、仕事を納得のいくところまでやり切れずに帰宅することが多く、小さなストレスが溜まって、気づかぬうちに、それが徐々に山となっている。

いつの間にか私の人生は、「自分の夢を探し、それを追い求め、自己実現する」という生き方に、「未知の生命を人間として育て上げていく」というミッションが加わり、後者の比重が大きくなった。そして、「今日はぱーーっと飲みに行くか!」とか、「映画のレイトショーを観に行っちゃおう」とか、気ままに暮らしてストレスを発散することがほぼ不可能となった。これは、結構ショックで、時に、「何のために日々頑張っているのだろうか」と、茶碗に飯をよそいながら思い詰めてしまう。

そんなときは、よく思い返してみると、実はしばらく有給休暇をとっていないことが多い。毎日仕事に追われていると、「休暇取るくらいなら仕事をしないと。。。」と思ってしまい、中々休暇を取ることができない。ただ、思い切って連休をとってしまっても意外と仕事の進捗は大きくは変わらなかったりする。そして、休暇を取った方が、明らかに心が軽くなり、上述にように飯をよそいながら思い詰めることもなくなるのだ。

時短で働くうえに有給休暇もとるなんて、私の勤務時間はどんどん短くなるわけだが、そうしないと精神が持たないなと最近感じた。

子は勝手に育つとは言うけれど、いつだって親は、子と向き合うことに必死でしょ?これで良かったのかな、こうすればいいのかな、こんなことも経験させてあげたい、、、と、考えることは山積み。実際我が家では、息子がやりたいと思ったことは全て経験させたく、平日は英語、ダンス、和太鼓、ピアノ、バイオリン、、と、習い事三昧だ。(ピアノとバイオリン以外は、保育時間内にこども園で済ませてもらえるので、非常に助かっている。)

でも、この「時短によるストレス」って、フルタイムで好きなだけ仕事して、遅く帰宅したらご飯が出てきて、ゆっくり食べたら、もう食べ終わって落ち着いている息子と好きなだけ遊べる、そんなヤツには、一生理解できないんだろーな、とも思う。すごく大変だよね、っていう共感だけあればそれでいいのにね。

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