11.26 移動幻獣園。
高校卒業時に、卒業文集を出そうという話があった。
言い出しっぺではなかったが、文集なのに「絵物語」というよりは、絵本形態の短いものを出させてもらった。
いま描いているものとほとんど変わらない、題名は「移動幻獣園」とした。
悪魔であり、アリスのような案内役が、世界の幻獣を紹介する、というもの。
先週日曜に「文学フリマ」というものに初めていった。存在は知らなかったが、知り合いが出店していたので、行ってみたのだ。
面白かった。私はコミケやデザインフェスは興味があるが行っていない。だが類似のものであろう。トイフェス、はプロ寄りかもしれないが、過去一度行っている。
なんというか、「自分と似たものを持った人々」に囲まれている安心感。私が日々日常生活で感じる「疎外感」をたぶんは共感をもって共有できそうな皆さん。
そこにいることはそういう意味でいい。
だが、読者である、今は。
やはりできれば「売る側」にいたいものだ。
私には、版画がある。会社員の趣味である、と言い訳ばかりしているが、自分に言い訳してどうする。
私には表現したいものがある。表現するのに、資格もなにもあるものか。
必要なのは、熱意のみ。
そんなことを感じていた。
(つづきます)
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