12.12 神と時の関係。
今朝は65.5kg、体脂肪6.6%。
昨日は神田神保町、ビヤホール「ランチョン」さんにお邪魔した。
そのあと、コーヒーを飲みに「珈琲舎 蔵」さんをお邪魔。
贅沢な夕食の時間を過ごさせていただいた。
ランチョンさんは1909年(明治42年) に開業、100年以上の伝統がある名店ということで伺ってみた。一人なので、2回の窓際の席で人の往来を見下ろしながら以下を喫食。
ピルスナー・ウルケル 950円
自慢メンチカツ 1,200円
ライス(大) 200円
計2350円(税込)。
私にとっては贅沢な夕食であるが、歴史的名店を楽しむ、という意味では単なる夕食ではなく、名所巡りの感覚もある。
私はビールにも全く詳しくなく、ピルスナー・ウルケルというビールをWIKIPEDIAで調べてみた。
ではピルスナーとはなにか。
ピルスナー は、 チェコ の プルゼニ (ピルゼン)地方を発祥とする ビール の スタイル の一種である。. 淡色の 下面発酵 ビールであり、 ホップ が生む爽やかな 苦味 を特長とする。. アルコール度数 は4~5%の製品が多い 。. プルゼニで開発された「 ピルスナー・ウルケル 」を源流とする。. 現在、世界中で 醸造 されているビールの大半はピルスナースタイルである。(WIKIPEDIA)
スーパードライも5%ということなので、要は普段飲んでいるビールの元祖、というような感じだろうか。
また「自慢メンチカツ」。
敢えて「自慢」がメニューに入っている位で、食べた感じが普段食べるメンチカツと全然違っている。
まずは丸くで硬い。メンチカツというと平べったくてそれほど固いイメージはないので、これは食べ応えあり、という感じだ。
ポテトサラダも酸味がありドレッシングも一見ニンジン的色合いだがトマトベースだという。なかなかのボリュームで美味であった。
今回は飲まなかったが、ここで供される生ビールはアサヒのマルエフと呼ばれる吹田でのみ醸造されているという業務用のもの。こちらも都内ではあまり飲めない(そもそも私はビールをあまり飲まないが)ということなので、こちらも次回試してみるか。
一人で洋食屋で飲む、というのは、まあ一人の夕食だと思えば特に問題はないだろう。
珈琲舎 蔵さんは、ランチョンにコーヒーがなかったこともあり、合わせて訪問した。マスターと同級生という舟木誠一郎氏の女性像が大物で1点、中型で2点。写実的でありながら翼をもった像であり、大きく西洋に振れているわけでもない。といって和風でもない。店内を画面から見つめている感じが独特の空間感を生んでいる。
シフォンケーキとブレンドを頂いた。ここではゆっくり読書ができそうだ。
おかわり300円というのもよい(今回は1杯だけ)。
神と時との関係について。
数日来井筒俊彦氏のデリダ論を少しずつ読んでいる。
神と時は相性が悪い。神がもしあらば、時はないだろう。時がもしあらば、神はないだろう。
いや、神も時もないのかもしれない。
神とは確実なるなにか。
時とは流れ来て、流れゆくなにか。確実の反対、固定化の反対だろう。
だが、神も時のない、ということもありうる。
いや、それが一番可能性がある。
時の定義が重要というか、肝になるだろう。
永遠が固定のものでなければ、永遠はある。固定はない。流転はある。
いまはそのように感じている。
(ランチョンで自慢メンチカツを食べながら、デリダかあ・・・)