日記5月17日 島国根性のグローバル化について。
大陸文明は、普遍主義・理念主義・本質主義・超越主義などを基盤とせざるをえない傾向を持ちます。陸続きで侵略や略奪が横行し、革命や政変が伝播しやすく、政権を維持するためにもそれを打倒するためにも、超越的な神・理念・価値を絶対的に必要とするのです。
群島の文明と大陸の文明 小倉紀蔵 PHP研究所
この日本に住んでいると、いわゆる大陸的な感覚と自身がずれている感じを持ち、残念な気持ちになってきた。
あるいは自らを「ガラパゴス的」などと揶揄し、仕方がない、と残念に自らを納得させてきた。
だが、それは、ここ島国に過ごす以上、ごく自然な、当たり前のことであったのだ。
それはいわば、「隣の芝は青い」状態、我が家は我が家の状況で、物事を処理するしかない、ということなのだ。
日本ではだから、超越神はいらない。八百万の神がいい感じなのだ。
他とにたような感じで、実績を踏襲し、なんとなく結果を導いてゆく。
基本がこの路線だろう。
もちろんその路線が、どうしようもなく世界で役に立たなくなることがある。今はWEBで嫌が応でも「グローバル化」してしまうので、先行きこの路線では無理なのかもしれない。
だが、無理であっても、日本という場所によるDNAがそのことを密かに「是」と判断すること、そしてそれがどのように「グローバルに対応できない」のかを、逃げずに考えて、対応してゆかねばならないだろう。
(苦手分野ですねえ。。。)
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