新生活を迎える皆様
4月1日。
今日から保育園の2歳クラスになる娘の進級式。
2年前、まだお座りもできなかった娘は、
今じゃ理事長先生の話にツッコミを入れ、
友達や先生とヘラヘラ笑い、
「じゃあねー!」と言って、
母を教室の入り口に置いてきぼりにして
元気に走り去って行った。
娘もずいぶん頼もしくなったなぁと、
まだ小さいけど、それでも大きくなった背中を
見守りつつ、ふと目を横にやると、
まだ抱っこ紐ですやすや眠る赤ちゃんと、
不安そうな顔のパパママがいた。
向こうでは、大勢の人に人見知りし、
泣き叫ぶ子もいた。
うちの娘も、そうだったなぁ。
見ていて、急に懐かしくなった。
小柄な体の割に人一倍声がデカい娘は、
慣らし保育初日、今生の別れかというくらい、
泣き叫んでいた。
そんな小さな体のどこに秘めているのか驚くほどの、
ものすごい力で、離れるもんかと私にしがみつき、
先生2人がかりで私から娘を引っぺがした。
やっとの思いで預けたら、
今度は泣きすぎて発熱し、呼び出しである。
それが今では、
「もっと遊びたいから、お迎え遅く来てよ!」と
母に文句を言うようになった。
娘はずっと、毎朝1番のりで保育園に預けられ、
お迎えもギリギリ一番最後じゃないくらいだ。
こんなに長い時間を保育園で過ごしても、
まだ遊び足りないし、寂しくはならないようだ。
これも全て、先生方が娘とよく向き合ってくれて、
どの先生とも信頼関係を築いているからなのだろうと、
母は先生方に感謝しっぱなしである。
まさに今日、ドキドキして子供と保育園に行った
ママさんやパパさんへ。
慣れない環境に泣き叫ぶ子どもの姿や、
風邪をもらって休みまくる姿を見ると、
きっと何度となく心配になり、
これで良いのかと不安に駆られることでしょう。
数年後、そんな日が懐かしくなり、
あの頃の小さな我が子や、
子供以上に不安だった過去の自分に、
「大丈夫だったよ」と言ってあげたくなる日が、
きっと来るはず。
少なくとも、今の私は、そう感じている。
同じ経験をしたパパさんやママさんなら、
共感していただけるだろうか。
保育園は慣れたものの娘も、
今までの0歳1歳合同保育だったのが、
今日からは2歳クラス単体で過ごす生活になるし、
新しいお友達も増えた。
逆に、毎朝娘の面倒を見てくれていた、
年長のお姉ちゃんたちは、卒園してしまった。
娘はまだ卒園という概念がないので、
今朝は何度も「あれ?●ちゃんは?」と、
質問攻めであった。
大人にとっては、どうってことない変化も、
まだ2年半しか生きていない娘にとっては、
ものすごい重大事件に違いない。
しばらくは、温かく見守ろうと思う。
今日から新しいことが始まる全ての皆様へ。
新生活、おめでとう。
そして、がんばりましょう!