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一度死んだから言えること


肩甲骨剥がしとは?

よくある肩甲骨剥がしというものの実態を、ちゃんと話す人がいないのが不思議と思っているまめぞうです(笑)

なぜ肩甲骨が張り付くのか?若い頃はそうでも無いのに、歳を取ると共にどんどんと硬く張り付くのは何故なのかと思いませんか?

またアスリートは肩甲骨剥がしにとてもこだわるのですが、それは何故なのでしょうか?

その説明は一般的には、姿勢によるものだとか、勤労によるものだとか、肩甲骨にはさまざまな筋肉が付いているから疲労して固まるのだと、どの治療家も言いますが明確な説明ではありません。

百歩譲って固まるのはわかります。肩甲骨は浮遊骨ですから、様々な筋肉が絡みその事で様々な動きができる様になっています。

ですが固まる事と張り付く事は一緒ではありません。「肩甲骨を剥がしてみたら全体が弛んだからそうしている」という体験から行なっているとしか考えれません。

トレーナーも剥がすことに執着しますが、肩甲骨の仕組みから見ると動きが固定化される事と、張り付く事は一致しません。ここが曖昧なまま肩甲骨剥がしというものが行われています。

ちなみにググると次の様な説明が出て来ます。

『肩甲骨が張り付くとは、肩甲骨の裏側の筋肉が固まり、背中に張り付く状態を指します。』

この説明の通りだと、肩甲骨周りの筋肉は関係なくて、肩甲骨の裏の筋肉つまり【肩甲下筋】という筋肉が関与しているのが肩甲骨が張り付いた状態だと言っているのです。

この説明だと剥がすという行為に初めて意味が生まれますよね。

ならばなぜ張り付くのか?となります。もったいぶらずにいうなら、私の長年の経験から行き着いた答えが【恐怖心】というものでした。

人は怖がると背中を丸めます。これは心臓を隠し護るための防御姿勢つまり赤子と同じ姿を取るからです。そしてそれは疲労の姿勢でありストレスを抱えた人の姿と同じです。

アスリートは何時も戦いの場にいます。それは他者との戦いであり、自らの恐怖心との戦いの場なのです。

つまり彼らは何時も自分の中に生まれる「敗れるかも知れない」という恐れと戦い続けているのです。戦いの直前には肩周りを緩ませようと肩を回したりストレッチをするのはその証拠なのです。

ならば肩甲骨剥がしとは、恐れによるメンタル固定の解除という事です。そうしないと肩が張り付き固まると、パワーが出ないからです。

つまり肩甲下筋とは肩の動きを作り出す筋肉だけではなく、背筋のパワーを引き出してくれる役目もあるのです。

私たちに置き換えるなら、仕事や人間関係で緊張が続くと肩が凝ります。岩の様にガチガチに成る人もいます。

あれは緊張(ストレス)の先に死を感じるからです。過労死の殆どが心臓系であるのは意味があるのです。だからそれが防衛本能を動かし、体を守ろうとして身を丸めて硬くするのです。

これが肩甲骨が張り付く現象なのです。

それは子供には起きません。生きる事のストレスは彼らには関係の無いものだからです。ですが歳を取ると死に近づくだけでなく、仕事や責任やと何時もストレス三昧の社会ですから、自然と肩甲骨が張り付くのです。

自分が恐怖に飲み込まれまいとするが故に固まるのです。死なない様にと身を硬くするのです。

これを知るか知らずかでは効果に大きな差が生まれるでしょう。その根本はメンタルやマインドだからです。肩甲骨を剥がしたとてわからねば瞬時に硬くなります。

先ずは自分が楽しく生きてないことに気づき、死ぬ恐怖に怯えながら日々を過ごしていると気づくことです。それは酒を飲んだとて変わる事はないのです。醒めれば同じだからです。

あなたと家族の周りの人が今日も健康であり幸せでありますように・・・。

続く



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