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【戦う夫婦の再生物語#3】見えない敵を可視化せよ!図書館に通う日々が始まった


「現実と向き合うこと、
 それが希望への第一歩だった。
 家族の未来を掴むための再生計画が、
 今、動き出す。」

〜前回までのあらすじ〜
公務員を退職し専業主夫となった「私」。妻の突然の自営業本格化により家計は混乱し、貯金が減少し続ける現実に苦しむ日々。深夜の不安に耐えかねた私は、父親にLINEで相談を持ちかけた。
父親は「毎月不足な分だけ援助する」という具体的な提案をし、私たちの自立を支える方法を示してくれた。その言葉に救われた私は、新たな希望を胸に抱き、現実と向き合う決意を固めたのだった──。


読んでくれたら嬉しいです(*^^*)★


〜第三章〜

■父の言葉に救われたれけど

「毎月、足りない分を補填してやる」
父のその言葉で、とりあえず地獄から片足を引っこ抜けた気がした。私にとって一筋の光だった。
けれど、それは同時に現実の重さを再認識させるものであった。

早朝覚醒で不眠が続き、寝ても覚めても頭の中は家計のことでいっぱい。ふと気づけば、何気ない日常が変わり始めていた。

いつもなら、朝起きて家事をこなし、昼食を食べたら散歩に出かる。
加えて、{週に数回の街銭湯でしっぽりすること}が私の贅沢だ。(サウナや交代浴については今後話していきたい)

その後は、夕食を作り、ギターを少し弾いて寝る。
そんなルーティンだった生活は、図書館通いの日々へと変わっていった。


■「父に33万円補填してほしい」なんて言えない!

父の「毎月足りない分だけ補填する」という言葉を完全に真に受けて考えてみた。

冷静に考えると“毎月足りない分”って、実績ベースで軽く目算すると、月平均支出の33万円のことだよな?

「毎月、平均33万円足りないからください」


ということになる。

「…いや無理だろ…。口が裂けても言えねぇ!!」


そんな大金をそのままお願いするなんて……
あ・り・え・な・い。

「なんでこんなに足りないんだ?どうなってるんだ?」
自分でも信じられない金額に頭を抱えた。

これは、毎月あたりの収支をまず、
自分で現状把握をする必要がある

収入と支出のカオス感

■図書館ノート生活の始まり

早朝覚醒で寝てるのか寝てないのか。ぼやぼやしながら1日が始まる。居ても立ってもいられない。
朝散歩なんていつぶりだろうか。
余りにも早く外に行った為、子供から電話で心配されたくらいだ。

妻とは冷戦状態が続く。
私は、誰とも話せない日が続き、メンタルブレイク寸前。
こうして、毎日のように図書館へ通い、数字と向き合う日々がスタートしていく。

反芻思考
「−33万円……なんでこんなに必要なんだ?」

考えた結果、
(考えるまでも無いが)まずは支出の正体を洗い出そうと決意。月レベルで収支を整理することにした。

目をつぶっても数字が頭の中をぐるぐる回る。


「落ち着け。冷静になれ。数字の話は、ただの足し算と引き算だ……多分。」

心に言い聞かせ、基本的なことから始めることにした。

家計の基本公式はシンプルだ。
〚収入 − 支出 = ±0円〛


この状態を維持できれば、貯金は減らない。

だが、しかし…!

我が家の公式はこうなっている。
〚収入 − 支出 = −33万円〛


収入はサラリーの15万円。これは既値。
(固定収入がこれだけという時点で既に厳しい状況だが)

これを公式に代入する。

解:支出=48万円

「えっ、支出48万?でかすぎない?
 数字、合ってるよな……。ヤバい。あたい、怖い……」

でも現実から逃げるわけにはいかない。
ノートと筆記用具を購入し、久々に字を書く。
凄く汚い字で書き殴る。
そんなこんなで、家計簿を作り始めたのであった。

図書館で数字と格闘する様子(美化)

■父からの応援メッセージ

父には、家計簿の付け方を相談した。
(父は商業高校卒業し、簿記の経験もあることより)
おそらく、父も具体的な数字が気になっていた筈だ。
わかるが故に、不安は大きくなるものだ。
私は逆に知らなかったが故に、平気だったのだ。

父は多くを語らないし、聞いてこない。

父は、またもや、察したのだろう。


私に、父はこう言ってくれた。
「深刻に考えすぎるなよ。主夫の腕の見せ所だ楽しく節約してみな。」

いやいや、簡単に言いますけどね、
お父さん……とは思いつつ…
ゴイゴイスーだわ。ゴイゴイ…スー!

理想の上司。この度量と心意気。
部下を信じて待つというStyle。

今まで、父のことをそういう目で見たことはなかった。
負けん気の強い母を、ヒラヒラと交わしているイメージが強かった。

否!負けて勝つ!
結果的に親父が実はコントロールしていたんだ


ありがてぇ!ここに来て親父の偉大さを真に受けた。
親父を裏切る訳にはいかねぇ。

親父の言葉で私は、
少しだけ気持ちが軽くなった。

「よし、ここから俺の節約道場の始まりだぜ。」
前向きに構え直したのであった。


■見えない敵…支出の正体に迫る!!

振り返ってみると、外食は確かに減ったが、あとは働いていた頃と変わらない使い方をしていたことに気づいた。

さらに、妻の自営業関連の初期費用や研修費、学習費がドン!と重くのしかかっているのも想像がつく。

「……まずはその正体を…。見えないものを見ようとして、望遠鏡を覗き込んでいこうYO!」

この時点で分かっているのは、収支の公式だけ。
問題の核心である「支出の中身」を掘り下げなければ、改善策も見えてこない。

そこで、次のステップとして支出の費目を洗い出し、その性質を整理することを決めた。
まずは大枠を掴み、現実を可視化する作業に取り掛かることになるのであった…。

私の〜修行編〜がここから始まっていく。

「冷たい数字に宿る、温かな意志。
 父の声が照らす、一筋の道。
 笑顔を守ると決めたから。
 主夫の覚悟が、今始まる。」

(続く)


〜次回予告!!〜

「支出の謎を解け!家計簿ノートで犯人を暴け!」
次回は、図書館ノートを使って支出の内訳を徹底的に洗い出す。
48万円の謎に迫る、熱血主夫の奮闘記が続く――!


第4章も支出の実用的な話というか、費目の性質や種類、分類といった大枠を掴む話になる予定です。

固定的か?変動的か?はたまた突発的か?

保険?老後?
そんなものはねぇ。
しびれます。
あたい、生きてる。
生を真っ当している( ゚д゚)ハッ!


今後とも読んでくれたら、嬉しいです(^_^)-☆

読んでくれてありがとう。他の記事も読んでちょ〜★






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