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後始末の煎り豆|酒と肴 その九

急に入った仕事を片付けたり持ち物の手入れをしていたら、連休も半ば。いまひとつの天気だったせいか調子も上がらず眠たくて仕方ない。

こんな時は何かしようと欲をかいても空回りするばかり、いっそ「こんなもん」として無茶はしない。眠たければ寝るし、だらだらスマホで無料コミックを見るのもよしとする。
不毛な休日と言えるかも知れないけれど、その分いらないところに毛は生える訳で、不毛も無駄毛もありのまま受け入れる。清濁併せ呑む、そんな心境だけど毛に例えた時点で卑近である。

いつもはテーマ(肴)を決めて飲むお酒を選ぶけれど、今回はありもので。
で、作ったのがこちら。

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昼メシはもう済ませた後なので、軽いつまみでのんびり常陸野ネストラガーを頂く。シンク下をあさったら中途半端に余っていた鞍掛豆を見つけたので、煎って肴にした。

開けた窓からはすっかり秋の空気、キッチンに置いたスピーカーからはサニーデイ・サービスの『夏は行ってしまった』が流れる。

ベランダに落ちている蝉の死骸をどうしたものかと思いながら、二口目のビールに口をつける。

メニューと材料
・煎り豆(鞍掛豆)

酒と肴|その八 夏の余韻、秋の気配
酒と肴|その十 秋ざけ三昧

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豆千|本と豆料理
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