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昼休みにこそ、酒を飲みたい(ナポリタン)|酒と肴 その二十四

平日の昼日中、喫茶店のメニューで一杯やって食後にコーヒーを飲む贅沢。出来ることなら会社の昼休みにやりたいとこですが、近頃は世の中の目が厳しくてご無沙汰しています。
業務中の飲酒は風当たりとお財布が厳しいですけれど、月イチくらいなら認めてくれる寛容な社会と家計を望んでやみません。

ちなみに喫茶店のメニュー、皆さんは何がお好きですか?
私はホットサンドとナポリタンが定番です。こいつにビールの小瓶をつけたら、大概の問題はどうでも良くなります。そして食後に香り豊かな珈琲を頂けば、気持ちの仕切り直しもできていい塩梅です。
皆さんも仕事や家庭が上手くいかない時は、昼から喫茶店で一杯やってみてください。気分が切り替わります。大事なのは一杯で済ませることと、必ず最後に珈琲を飲むことですかね。お酒も一杯なら腹が据わりますが、二杯以上だと目が据わってロクなことにならないので注意が必要です。

そんな訳で平日の喫茶店ビールが叶いませんので、休日のブランチにナポリタンを作って飲みました。

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喫茶店的雰囲気を重視し紙ナプキンにスプーンとフォークを置いてみます。スーパードライの小瓶が定番かと思いましたが、近所のお店にあったのはハイネケン。長らくナショナルビールとクラフトビールばかりでしたけれど、おかげで外国の定番も美味しいことに気付きました。幾つになっても新しい体験ができるのは有り難いことです。
太めの麺にケチャップと牛乳を使ったソースがよく絡みます。ちょうど天気が崩れていたので、喫茶店のような薄暗さが雰囲気を出して、味も2割増しぐらいになりました。これなら650円ぐらい頂けると思います。

それにしてもビジネス系の記事で「日本は生産性が低い」なんて目にしますけど、息が詰まるほど働いてそんなこと言われちゃ立つ瀬がありません。
やはりここは昼ビールを解禁して心に余裕を取り戻すことが必要なんじゃないでしょうか。

全国のビール党員の皆さん、今こそジョッキを手に取り立ち上がりましょう。

メニューと材料
・ナポリタン(ベーコン、ピーマン、玉ねぎ、バター、ケチャップ、牛乳、ソース、塩、胡椒)

*今回作ったナポリタンの写真で、テレワークを扱ったショートショートを一本書きました。どうやら長年の会社勤めで「生産性」、「効率性」が意識に刷り込まれているようです。恐怖。


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豆千|飲食系書店
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