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明日、逮捕されるとしたら(餃子)|酒と肴 その二十二
「備えあれば憂いなし」、昔の人はよく言ったものです。今の時代、何が起こるか分かりません。深酒をした翌朝、「おはよう、昨夜は飲みすぎたみたいだね」とニッコリ微笑むのが家族ではなく、お巡りさんなんてこともあり得る話です。
暮らしている町の図書館は蔵書が充実しており、逮捕された時に役立つ本もあってチョイチョイ読んでいます。もちろん現時点でお縄になる予定はありませんけれど、一寸先は闇のテーマパーク。いざという時に迷子にならないよう、その道の先達から学んでおくことは大切ではないでしょうか?。
「明日、世界が終わるとしたら何を食べたい?」そんな質問があります。自分の答えは「納豆巻き」なんですけれど、多分当日はそれどころで無くて納豆のことは忘れていると思います。
ですから大事なのは世界の終わりよりも今、日々の暮らしです。出来心からうっかり足を滑らせ、塀の向こうに落ちてしまったら好きなものも食べられません。つまりは「明日、逮捕されるとしたら何を食べたい?」について考えることが備えであり、憂いも減らせるのです。
そこで、なるべく悪いケースを想定した方が欲求の純度が高まりますので、実刑判決を受けて収監される前提で考えます。
悩んだ末の答えは焼き餃子でした。
刑務所の献立を調べると餃子は出るようですが、残念ながら(当然ながら)酒類の提供はございません。麦酒党の末端構成員としては、お務め前に焼き餃子でビールを心ゆくまで味わって、娑婆への未練を断ち切ることが必要との結論に至ったのでした。
まあ、お酒が飲めないのは「ヤギ責め(閲覧注意)」の次くらいの恐怖ですので、犯罪には手を染めないように、警察の皆様のご厄介にならないように気をつけます。それにしても家族と警察24時を見ていると、酔っ払いのシーンがラブシーンばりに気まずくなるのはウチだけでしょうか。
メニューと材料
・餃子(鶏挽肉、キャベツ、ニラ、ニンニク、生姜、卵黄、塩、胡椒)
酒と肴|その二十一 同じ穴の狢の集会(鮑のおむすび)
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