棚貸し本屋の店番日記 #14 |長野遠征のこと
ビールが呑める大人の図書室。
夢オチの可能性を残しつつ、実現すべく西日暮里でシェア型書店の棚をお借りしています。
春先に出会った物件がありまして、こちらでの開業を目指して東西奔走しておりますが、なかなか契約にたどり着けません。
関係先と連携しながらコツコツと書類を提出しているものの、確認や調整事項が多くて足踏み状態。お互いの気持ちは分かっているのに、あと一歩が踏み出せない。そんな少女漫画なシチュエーションに、ヤキモキしています。
とは言え、夢見る少年時代はとっくのとうに過ぎていて、今は立派な中年時代。何もせず、ビールばかり呑んでいてはお腹が出るだけなので、この夏はブックカフェのイベントに出店することに致しました。
主催者は微熱さん。
ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、素敵な温度感のイラストと文章を、描いて書かれるnoterさんです。私はこちらのラムちゃんのイラストで心を鷲掴まれました。
そんな微熱さんが、長野県は飯田市のコワーキングスペースで開催する一日限定のブックカフェ。会場の一画を使って古本市が開かれるので、「酒と料理の読みもの 豆千」と銘打って、出店致します。
ちなみに古本市は販売ではなく、来場者が自分のお気に入り本を持ち寄り、気になった本と交換するスタイル。私は、読んだら呑みたくなる、呑んだら読みたくなる本屋さんをコンセプトに、お酒や食べものにまつわる本ばかりを並べます。
当日は、おすすめのノンアルコールビールを各種取り揃えておく予定です。ぜひとも気になる本とビールを見つけて頂き、一緒にグラスを掲げましょう。
そしてよければ開業を目指している
「本と豆料理 豆千」
に関する、様々な悩みごとの相談にのって頂けると嬉しいです。
お店に並べる本の品揃えとか、メニューとか、価格設定とか、営業時間とか、クラファンの返礼品とか。考えているうちにとっ散らかって、たくさんの方の意見をゆっくりお聞きしてみたいのです。
開催日は2024年8月14日(水)、詳細はこちらの微熱さんの記事をご参照下さい。
私は前日の8/13(火)から飯田市に入り、元善光寺を訪ねて汗をかき、夜はおたぐりでビールをキメる予定です。以前、長野に住んでおりましたが、夏の信州は朝晩涼しく過ごしやすい土地です。日本列島、記録的な猛暑ではありますが、信州まだ避暑地であると信じています。
本との出会いを軸にした大人の夏休み。
この夏の思い出に、微熱さんのブックカフェはいかがてしょうか。