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転がる先の末|夜の図書室#5

年が明けましたので、お店の抱負のひとつやふたつ、書いてみようと思ったら、意外にもいくつか思いつきました。

大それた話ではなく、こんなことをやりたいな位の、気楽なもんです。書き記しておけば、折々に思い出して実現させようと励むでしょうから、新年最初の投稿として残しておきます。果たしてどうなったか、年末に答え合わせをするのも楽しげ。本と豆料理 豆千が2025年に企むアレコレはこんなんです。

一合瓶の会

こういうの

色んな酒蔵の一合瓶を集めて、お燗して呑むイベントです。
ホヤの燻製やら野沢菜漬けとか、その土地の乾き物や漬け物なんかと合わせて、のんびり呑みたいですね。カウンターに並べたお酒から選んでもらい、ぬる燗、熱燗、とびきり燗と、お好みの具合にお燗をしてご提供。今ではあまり見かけない「とっくり型」のプリント瓶がずらっと並んだら、きっとそれだけでも壮観です。

季節の料理

合うと思います

季節の食材やその時期ならではのメニューを、期間限定で取り扱いたいと思っています。
春なら豆ごはん、夏にはチェー、秋は芋栗なんきんにあんこを添えて、冬だとカブと豆のスープあたりですかね。「冷やし中華はじめました」な感じで、豆千の料理で季節を感じてもらえたら嬉しいです。

あのマンガの1巻

ズラッとね

すっかり一大ジャンルになった食マンガ、その1巻ばかりを集めてお店の平台を埋め尽くしたいです。
懐かしいやつから最新のもの、知る人ぞ知る名作をご紹介できたらなと。私のコレクションからも並べたい作品がいくつかありますが、入手困難なものもあり、販売せず手元に置いておきたい気持ちに悩みます。

秘密のトランク

ニッポン夜枕ばなしとか

食べ物とお酒の本をメインに扱っておりますが、個人的に好きな、趣味性の高い本もしれっと販売したいんです。
ちょっと人目を憚る、ワ印な奴もございますから、鍵のかかる古びたトランクに保管しておいてですね、興味のある方にだけ有料で鍵をお渡しして、気に入ったらブツと引き換えに代金を入れて施錠する怪しい取引のノリ。大人になってもふざけていたいのです。

店先のワゴン

このあたりに置きたい

古本屋さんでよく目にする店頭のワゴン、あいつを導入したいなと。
当然本も並べますが、実家にあふれる野菜を無人販売したいのです。帰省の度に「持ってけ」VS「そんなにいらん」の不毛な攻防を繰り広げていますので、平和的に解決を図れたらと思います。

そんな訳で、思いつくままに記してみました。他にも現在進行形で相談中の企画もありまして、具体的になってきたらこちらでお知らせしていく予定です。また、貸切やイベント利用についてのご案内も充実させていきます。

昨年の11月にオープンしましたが、まだまだ至らぬ点がたくさんあろうかと思います。少しずつ、店主として納得できる形を模索しながら整えていく次第でので、引き続き本年も「本と豆料理 豆千」をよろしくお願い致します。

夜の図書室#5


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