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あっ!うん。

呑める本屋を開いて2週間ほど経ちました。
今のところ、来店者の数はこんな感じです。

10/26 1名(プレオープン)
11/2 4名
11/3 3名
11/8 2名
11/9 3名

「実録 豆千の興亡」

お客さんの数を思い返していた時に、

「あっ!」

て気付いたんですよ。

ご来店された方のほとんどがnoteやブクアパ、クラファン、会社の関係だって。初見の方は2名のみ、つまり皆さま豆千の勝手知ったる人たちなんですよね。

noteではコンセプト説明に始まり、開業までのあれこれを紹介してきました。ブクアパではイベントの度にお店について語っていましたし、クラファンは、プロジェクトの趣旨に賛同頂いた方からのご支援です。会社の人たちからしたら、私の開業は「さもありなん」って感じでしょうか。

入居しているマンションの淑女も、路地を行く紳士の皆さんも、大抵チラ見はして頂けるのです。更に何人かはお店の前までいらして、外から覗いてくださいます。

だけどですね、扉を開いてズズいっと中には入っては来られないのですよ。

そんな折、お店にいらしたご年輩のおやっさんに聞かれた

「何の店なんだい?」

って言葉で確信しました。

「うん。ウチのお店、本屋さんとして認識されてないんだな」

って。

外から見えない、年齢制限のあるオトナ御用達な専門店じゃない限り、本屋さんって気軽に入れるもんじゃないですか。
平台や棚をプラっと見てパラパラやって、ピンとこなけりゃ買わずに出ていくこともあります。

中に入れば本屋ですが
外から見ると、分かりづらいかも

それが皆さん二の足を踏まれるのは、

「何のお店ですか問題」

が発生しているからだと思うのです。

せっかく興味を持ってもらえたのに、しっかり認知してもらわないと、お店の未来はすっかりジリ貧です。まずは本屋であることを知ってもらうため、説明の貼り紙を出してみることにしました。加えてチラシのポスティングもして、お越し頂ける方が増えるか試してみようと思います。

まるで変わらぬようであれば、私の人相に何かしらの問題があるのかも知れません。その場合は私が人畜無害であると認知頂くため、とりあえず三白眼を上回る、四の五の言わない笑顔を心掛けようと思うのです。まあ、前掛けをした店主がひとりビールを呑んでいる時点で、本屋から離れているって話もありますが。

ちなみにトップの写真は、南部鉄器で出来た、盛岡天満宮のベリベリキュートな狛犬です。

そんな訳で、いずれはお店がこの街の風景として溶け込み、お客さんと私、阿吽の呼吸で過ごせる日を願っています。

夜の図書室#2

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豆千|本と豆料理
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