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食料という最も基本的で大切な安全保障

元官僚で東大教授の鈴木宣弘先生。


以前から繰り返し、食料は安全保障の基本だということを訴え続けていらっしゃいます。


「今だけ、金だけ、自分だけ」という広く使われるようになった言葉。
鈴木広宣先生が使いはじめたそうです。



国を守る、国民を守るとは

それは、武器を装備するというだけではありません。


国民を飢えさせないということです。
まともな食料を確保しておくということです。
食べるものが無くなるということは、命にかかわるからです。

日本の「食」の自給率は37%と言われます。
肥料の海外依存度を考慮したら8%だそうです。


今、食料危機の真っただ中です。



あなたの家庭でも日々、食料品や必需品を調達しますよね。
それがある日突然、スーパーから品物が無くなったら・・・と想像してみてください。

物流が止まるとどうなるでしょうか?



外国依存になり過ぎていれば、天候により収穫量が減ったり不作だったり、取引先の国と関係が途絶えた時に私たちはどうにもなりません。



日本の場合、国民は餓死です。最悪です。



昔から、なぜ自給自足100%にしないのだろうか?とずっと不思議に思っていました。


農家(漁業・林業もそうだと思いますが)を守ることが大事なのに、この国の政府は、国民を守ることを考えていません。
お金を出せばモノが手に入るという、バランス悪い思考をしていることがよくわかります。食料自給に関し議論もなされていない。



少し想像力を働かせてみてください。
毎日当たり前に食料があること。私たちは当然のように思っています。
でも、食べ物はどこから来るのでしょうか?



食は一番身近な重要問題です

一人ひとりが自分の問題として捉え、日々できることから始めるしかないと思います。


国の政策の愚かさを見聞きするたび、自分の無力さに悲しくなりますが、
私は出来る事を継続したいと思っています。日本が置かれている状況を是非知って下さい。



何も知らないまま過ごして、ある時「こんなことになるなんて・・・」
となっても手遅れです。戦わずして兵糧攻めで負ける。


私たち国民は賢くならなければなりません。



食をしっかり支える。安全保障の要(かなめ)です。
食べるものこそ自給したい。食料こそ防衛


食料生産を守るということは国民の命と健康を守り、コミュニティを守り
国土と国境を守ること。
そのためにはしっかり、食料・農業を支えるのに国が責任を持つ、これが世界の常識なんです。

鈴木宣弘先生



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