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自然の癒し 薬草のちから 

コロナ騒動は社会を混乱の渦に巻き込みました。
でも、いろいろなことを考え直すきっかけになったのは確かです。


医療とかに関してもそう。


西洋医療が100%良いわけではありません、もちろん悪いわけではない。
でも私たちは、健康や医療について考え直す時期に来ているようにも思います。


この本は薬草にまつわる豆知識がたくさん。ざっくり日本には350種類以上の薬草があるらしい。


自然界に在るもので病気に効くものがないか・・・と考える先人たちの知恵を少し学んでみよう。



生えている場所と環境で違う

同じヨモギでも、北海道と沖縄では全く違う形、違う味をしています。(中略)生えていた場所の土質、水質、その年の気温や天候、日照時間などで違う味と香りが生まれ、ワインで語られるところのテロワールの違いを楽しむということも出来ます。

ひとつひとつが違っている。全く同じものは一つとして無い、私たち人間もひとりひとりは違っているのと同じ。




それぞれに味わいがあって、それはその場所でしか生まれない。
植物の世界にも、個々の特徴・役割があるんだなと感じます。




毒と薬は紙一重

たとえば猛毒だと知られているトリカブトの根ですが、特別な加熱などの処理をして漢方薬の材料である附子(ぶす)になり、少量を薬として用いることができます。(中略)使い方次第で、一つのものが毒にも、薬にも、食材にもなるのです。使う人の心が問われるのが「薬草」なのです。

どんなものもハッキリと「境界」を決めることは難しい。毒と薬の境目は非常に曖昧である。「毒にもなるし、薬ともなる」


使う人の匙加減や心ひとつ。



猛毒でも使い方によっては効能があるとは・・・。
使う人の心が問われるのは、どんなモノもそうだなぁ。



食べることは命の存続に関わること

生き抜くための知恵がその土地にはもう培われている。
「かてもの」という米沢藩が刊行した本が伝わっている。

何とか民が食べて行けるようにと賢君と名高い藩主、上杉鷹山が立ち上がり(中略)1802年に大金をつぎ込み1575冊が刷って配られました。穀物に雑穀を混ぜてボリュームを増やす方法や、いつも食べている食材が手に入らない時の代用品として食用に用いることができる80種類の草木や果実の特徴と調理法が解説されています。


米沢藩すごいですね。古き時代のアイディアを受け継ぎ、それを見習って
生活に上手に取入れていきたいですね。


風土に根ざすとは、その土地の気候や動植物の生態系と向き合うこと。
自然環境の中で、柔軟に安全に生き延びていくための知恵を持つこと。


食べることは命につながる。


生きる喜びに満ちたおいしさ

その生命力の強さは、在来種だからなのか、無農薬・無化学肥料栽培だからなのか、新鮮だからなのか・・・。何に由来しているか特定することは難しいですが、複数の要素が入り混じりながら、食材のエネルギーは高まっています

自然にある食べ物を口にした時「生きる喜びに満ちたおいしさ」を深く感じる。これこそ食べるということだ!と思います。



心と身体が、生命力がチャージされたように感じること。


身体は本当に欲しているものを知っているから
「体質に合うものは、おいしさや必要性を直観的に感じる」のです。


身体がおいしいと言っている

情報に振り回されずに。
自分の直観とか本能とか身体がおいしいと言っているものを選んでいくことを大切にしたい。


「生命力をチャージする」ようなおいしさ。
日々そんな感覚があれば、西洋薬に頼ることも少なくなりそう。

医食同源という言葉もありますね。
皆さんは、とか食べることをどうとらえているでしょうか?

薬草というと昔話にでてくるイメージだったけど、
この本をきっかけに、少しずつ生活にとり入れていけたらと思いました。🌰

自然からエネルギーと知恵をいただこう



お読みいただいてありがとうございます。🍄

記事がお役に立てれば嬉しいです。自然こそ私たちのお手本。自然や周りの人を大切にする日本の心を取り戻したい。サポート大歓迎。