カラーコーディネーター検定試験アドバンスクラスの独学準備術
こんにちは。わん吉です。
先日、東京商工会議所が実施しているカラーコーディネーター検定試験(アドバンスクラス)に挑戦してみました。無事合格。昨年のスタンダードクラスに引き続いての受験でした。
カラーコーディネーター検定試験とは?
色彩に関する検定試験には、文部科学省後援による色彩検定などいくつかあります。色彩検定と並んで知られているのが、東京商工会議所のカラーコーディネーター検定試験。仕事の場で役立つ色彩や配色の知識をしっかりと身に付けることができる内容になっています。
具体的には、入門編のスタンダードクラスでは、色に関する基本知識、分類、配色、照明、視覚などについて、上級編のアドバンスクラスでは、カラーユニバーサルデザイン、色覚、染料や顔料、照明光の構造、測色、安全色、色彩管理、色彩分析、色彩評価などを学びます。
特にアドバンスクラスでは、ファッション、美容、インテリア、グラフィック、環境、商品開発といった分野で実際に行われている色の活用法や、建築や工業デザイン、ファッションの近現代史などまでもが学習内容となっており、色彩に関する実践的な知識を幅広く学べる内容です。
学んだ仕上げにカラーコーディネーター検定試験を受け、合格を目指すというものです。合格率は、スタンダードクラスが75%、アドバンスクラスが45%。
わん吉は紙媒体のレイアウトやWebデザインもやっているので、前々から色のことを学んでおきたいと思っていました。そのためには、効率よく全体を網羅できそうなカラーコーディネーター検定試験がよいかなと思って受検しました。
試験準備期間は1ヶ月。参考書を愛読書に
東京商工会議所からアドバンスクラスの試験案内を受け取ったのが、試験の1ヶ月半ほど前。そこにはアドバンスクラス合格者の半数が勉強期間2か月未満と書かれていました。ならばわん吉、よっしゃ!やってみるか〜という気持ちになり、申し込んでみました。
以前購入していたアドバンスクラスの公式テキストを引っ張り出すと、ずっしり。400ページという厚さでした。初めてパラパラめくってみると、難しそうな数式やら歴史やら。カラフルな内容かと思いきや、文字もびっしりだったので、けっこう焦りました。
まじめに読んでいたら間に合わないなと思い、公式テキストはあきらめて、参考書に集中することにしました。
とにかく内容とお友達になろう、と本を読み進めました。公式テキストと連動して16のトピックがあります。ヘェ〜と感心しながら読めるトピックもあれば、完全に物理とか光学だよねというような難解なトピックもあり、やっとの思いで一巡。
二巡、三巡と読むうちに、専門用語にもすこし馴染んできました。トピックの最後にある練習問題を何度も繰り返して、出題傾向もつかめてきました。
ネットでこちら↓↓↓の問題集も見つけ、何度も繰り返しました。(とてもお世話になりました。ありがとうございました!)
準備期間が短いので、とにかく問題を解いて、実戦形式で学んでいくのがベストだと言い聞かせます。
参考書の巻末にある全体問題と、東京商工会議所が発行する練習問題も繰り返しました。この頃にようやく公式テキストをざっと読み、説明が丁寧で、なるほど〜こういうことね、と理解が深まった部分もありました。
本番直前には、参考書の太字部分を頭に叩き込んで、いざ本番!
当日はIBT方式という自宅でのPC受験でした。問題は思ったよりもずっと難しくてややダメかも…とも。結果は試験終了後にすぐ判定され、無事合格となりました。
カラーコーディネーターは何かに必要な資格というわけではありませんが、色彩という括りで幅広く知識を得ることができるのがよいと思います。ファッション、インテリア、建築、プロダクト、デザインといった現場でも、知らないよりも知っていた方が絶対いいと感じます。
わん吉は今回思いがけず、近現代デザイン史を学べたのがよかったです。アールデコ、バウハウス、北欧家具デザインあたり、ずっと知りたかった部分を一気に丸ごと吸収できたことに感謝。
とにもかくにも、学ぶことはいいことだと今回も思いました。いつかどこかでチャレンジしてみたいと思う方々の参考になればうれしいです。
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