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インド系の青年に勇気づけられた話
こんにちは。シンガポールのわん吉です。
とある大きなイベントのチケットをオンラインで購入しました。
その際にうっかりミスをして窮地におちいったわん吉を、インド系の青年が助けてくれたというのが今回のお話。海外の片隅で起きたあわわの顛末を、どうぞお楽しみください。
シンガポールのオンラインチケット販売。人気イベントは制限時間との勝負
イベントの早割チケットは朝10時にオンライン販売開始。わん吉は行く気マンマンですので、10時前にはPCの前にスタンバイしていました。
10時になると同時にサイトがオープン。でもすでにアクセス制限がかかっています。「あなたは何人目です、あと何分で購入画面に変わります」といったメッセージが出てきました。
たったそれだけのメッセージでも「私は列に並んでいるんだ」という安心感があるんですね。さすがIT先進国シンガポールのオンラインさばき。優秀です。
10分ほど待つと、スムースに購入画面にリダイレクトされました。と同時に、画面上では購入制限時間10分のカウントダウン開始。
9分、8分、刻々と減っていく表示。ドキドキしながらチケットの種類を選び、枚数を入れて、確定ボタンを押すと、自動で選ばれた席が表示されました。その席でいいかどうか、相方と確認しているうちに、残り時間は3分に。
よっしゃ、行くぞ!と決意して、個人情報を入力しているうちに、残り時間2分。ドキドキほぼ最高潮。
そしてカード情報の入力時には1分を切っていました。カード会社が承認するワンタイムパスワードを入力した時に、チーン!タイムアウト。ダメかと思いきや、購入できていました。
喜びもつかの間、うっかりの重大ミス発見
やった〜!と喜び勇んだのもつかの間、PCに表示されたチケット購入確認画面にうっかりの重大ミス発見。私の登録メールは、gmailではなく、なんとgnmailになっていました。ガーン。
ど、どうしよう〜
慌てている間に、確認画面が消失。スクリーンショットも撮っていません。つまり、購入の証拠となるチケット購入番号も泡と消えてしまったぁ、ということ。
ど、どうするよ〜
落ち着け、落ち着け。PCの履歴をさかのぼったけど、見つかりません。
ど、どうするかね〜
仕方ない、コールセンターだ
ダメもとだけど、やってみるか。購入サイトの緊急コールセンターに電話してみました。1回目はつながらず、2回目はしばらく待ってつながりました。
わん吉 「ハロー?」
オペレーター 「(ちょっと雑音)ザザザ……ハロー、どうされましたか?」
おっ、インドのアクセントだ。やっぱりコールセンターはインドなんだ(焦っている割には意外と平常心でつぶやく)。
わん吉 「あ、あの〜、今、チケット買ったんですけど、メールを間違えて書いちゃって、Eチケット届かないよ〜 ど〜したらよいかの〜ぉ〜・・・」
英語はしどろもどろ。我ながら情けない嘆きでした。
インド系のオペレーター 「マダームわん吉、大丈夫ですよ〜、大丈夫です。心配しないで大丈夫ですよ〜」
インド訛りの英語で、青年が「No Worries(大丈夫)」を繰り返して温かく対応してくれました。おそらくマニュアル通りなのだろうけれど、青年の声にわん吉は救われました。
その後、本人確認のやりとりが続いて、無事に登録メールアドレスの修正が済み、青年がその場で送ってくれたメールの受信を確認して、騒動は無事終了。
最後に青年に「Have a good day!」と言われて、「君もね!ホントにありがとう」と電話を切りました。
ホントにありがとう、青年。
これで来年もシンガポールF1が見れます。