助けてください
こんばんは僕です。
74記事目です。
※最悪です。1時間ぐらい記事書いてたのに、全部消えてしまいました。2度目です。
今日は一人では抱えこめない悩み事があってnoteを書いています。
あまり気持ちの良い内容ではないので途中でダメだと思ったら読むのやめてもらって大丈夫です。
※お食事中の方は特にやめておいたほうがいいかもしれません。
これは「ある梅雨の日の冴えない独身サラリーマンの冒険譚」です。
それは一昨日の出来事でした。
仕事から帰った僕の前にやつが現れたのです。
そうです。
やつです。
誰とは言いません。
名前は言ってはいけないあいつです。
ただヴォルデモートよりもやっかいです。
やつに出くわすのは東京に来てからはたぶん2度目です。
ただ前回は今の家に引っ越す前で、弟と一緒に住んでたので今回とは状況が違います。
今回は一対一のタイマンです。
それは仕事から帰って、いつもどおり玄関の電気をつけた時でした。
ササっという動きがなんとなーーく目について、目をやったその時。
完全にやつを捉えてしまいました。
そいつを目視した瞬間背筋が凍ったように身動きが取れなくなってしまいました。
ただやつも急に電気がついたことに驚いたのでしょうか。動きを止めてしまいました。
心の中で、「見える位置で止まるなよ!!!」って思いましたが、もうこうなったら仕方ありません。
しばらくの間、硬直状態が続きました。お互い動けません。
軽いパニック状態ですが、「やつを倒さないと」と思って、何とか我に帰ります。
やつをぶっ叩けるだけの何か棒状のものや、やつの身動きを止めるための何か被せるものがないかと考えを巡らせるますが、そんなものありません。
「やつを倒すことはできないのか…」と諦めかけたその時…
あるものが目に飛び込んできました。
そうです。
そうじきです。
SOJIKI。
これしかありません。僕が唯一やつを倒せる武器はそれしかありませんでした。
僕は強張る体に鞭打って、なんとか家の中に一歩踏み入れました。
やつに気配を察知されないように、慎重に家の中へと足を進めます。
やつを横目になんとかSOJIKIを手に取ります。
すぐに先端のT字の部分(安全装置)を外します。すると筒状の鋭利な"僕だけの武器"へと早変わりです。
気づかれないようにコンセントをさし、普段はあんまり使わない「強」のボタンを押します。もうなりふり構って入られません。
やつはまだ動いていません。
チャンスは一度しかないので、ゆっくりと先端をやつに近づけます。「強」です。
ここで、僕の頭の中を''ある噂"がよぎりました。やつは自分の危機を感じた時に、自分の知りもしなかった力が開花して、空を飛べるようになるっていうものです。自分が飛べることを知ったやつのIQは爆上がりするみたいです。※本当か知りません。
僕がやつを捉えようとした時に、もし一回で捉えきれなかったらやつが危機を感じて飛んでしまうかもしれません。そしたらもう僕では到底かなわない思います。
なので、絶対に一発で仕留めないといけません。
不安に押しつぶされそうになりながら、徐々に先端を近づけます。「強」です。
もうあと少しのところで、やつが動きました。僕に背を向けて逃げようとしています。
「やばいっ!」僕は心の中で思いました。逃げられてしまう。このチャンス逃したら見失ってしまって、もうやつを仕留めることはできなくなるかもしれない。
ただ、ここで嬉しい誤算がありました。
そいつの動きが思ったより遅かったです。
「え?」ってなりましたが、ここで捉え切らないといけないので容赦なく背中からSOJIKIの先端を向けました。「強」です。
次の瞬間
「スポッッッッッ!!!!!!」(強)
っという音とともにやつの姿が消えました。
やりました。
僕はすぐに外していたSOJIKIのT字の部分(安全装置)を付けてやつの逃げ道を塞ぎました。
僕の勝ちです。
ただ、ここで油断してはいけません。噂によるとやつは1mの隙間があるとそこから逃げることができるらしいです。※本当かは知りません。
僕はサランラップを使って、T字のゴミを吸い取る部分をぐるぐる巻きにしました。普段、サランラップなんて使わないのにその時だけはサランラップに感謝しました。
そうして僕の戦いは終わりました。
翌日、いつも通りに出社して仕事をしていてふと思いました。
「あいつSOJIKIに閉じ込めたけど、SOJIKIの中ってあいつの大好きな食べ物だらけじゃない?」とそう思いました。
SOJIKIの吸い込んだゴミのおかげで、あいつは食べ物に困らないし、暗くて落ち着く最高の空間なんじゃないかと。
やつにとっては高級ホテルの高級ブュッフェ状態です。
僕は仕事を終えて、急いで家に帰り、靴を脱いで玄関に駆け上がったとほぼ同時にやつを吸い込んだSOJIKIを手に取り、窓を開けて、自慢の庭にSOJIKIを放り投げました。流れるような動きだったと思います。
やつがくつろいでる隙に、異変に気付くその前に、放り投げてやりました。
外は雨でしたが関係ありません。
SOJIKIを失ってしまうことより、やつがSOJIKIの中ですくすく成長してしまうことの方がよっぽど嫌でした。
ごめんね、SOJIKI。
僕は大切なSOJIKIと引き換えにやつを倒しました。次の粗大ゴミの日に回収してもらおうと思っています。
こうして2日間に渡る壮絶な戦いが幕を下ろしました。
安くて、オススメの掃除機あったら教えてください。
本日は「ある梅雨の日の冴えない独身サラリーマンの冒険譚」でした。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
また次回のnoteでお会いしましょう。ばいばい!
興井