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読書のすすめ|#うちの積読を紹介する


わたしは本を読むのが好きだ。
漫画はもちろん、小説もよく読む。

最近デジタル化の波に流され、もっぱら電子媒体で読むことが多い。
デジタルだと持ち運びを気にすることなく、好きな時に好きなものを読めるというのは大きなメリットであろう。

しかし、小説に関して言えばほぼ紙媒体で読むことが多い。
ふとなぜか考えてみると、いくつか理由が思い浮かんだ。

・デジタルと違って直感的にパッと前のページを開いて読み直すことができる。
・お気に入りのブックカバーやしおりを使える。
・紙をめくる行為、紙の匂い、本の感触といった五感を刺激する充実感。
・目に優しい。


最近は電子媒体の漫画ばかりで、小説を読んでない気がする…

この機会に読み始めようと、ごそごそと書斎をあさってみると読んでない本が積み上がっていた。
まさに積読。
自分が何を買ったのかさえ覚えていない。

自分が読みたくて買ったはずなのに、忘れるのもどうかと思うが、当時の読みたい本にまた出会えるのもいいものだ。

では、肝心の「うちの積読」を紹介することにする。

・宮下奈都 「羊と鋼の森」

ゆるされている。世界と調和している。
それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。
高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。
ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った感動作。

・サイモンシン 「暗号解読」

『フェルマーの最終定理』の次は暗号の謎! 古代から、いまなお続く暗号作成者と解読者の攻防、天才たちの人間ドラマ。

文字を入れ換える。表を使う。古代ギリシャの昔から、人は秘密を守るため暗号を考案してはそれを破ってきた。密書を解読され処刑された女王。莫大な宝をいまも守る謎の暗号文。鉄仮面の正体を記した文書の解読秘話……。カエサル暗号から未来の量子暗号に到る暗号の進化史を、『フェルマーの最終定理』の著者が豊富なエピソードとともに描き出す。知的興奮に満ちた、天才たちのドラマ!

当時最強を誇ったドイツ軍の暗号機はいかにして破られたのか。「戦争の世紀」が「情報の世紀」へと移り変わるなかで、数学者たちの攻防は続く。RSA暗号、PGP暗号、量子コンピュータ、量子暗号……。ネットや銀行を始め、知らずに我々の周囲に溢れる暗号技術の現在と未来、歴史の背後に秘められた人間ドラマを解き明かす傑作ノンフィクション。巻末に「史上最強の暗号」とその解答を収録。

・伊園旬 「ブレイクスルー・トライアル」

第5回『このミス』大賞に輝いた本作は、「金庫破りサスペンス」の現代版。門脇と丹羽は、1億円の賞金のため、大イベント〈ブレークスルー・トライアル〉への参加を決めた。ミッションは、最新セキュリティ・システムの突破。二人の人生を賭けた挑戦は成功するのか。 侵入ゲームという斬新なアイディアと、軽快な活劇演出が高い評価を受けた作品です

・恩田陸 「黒と茶の幻想」

太古の森をいだく島へ――学生時代の同窓生だった男女四人は、俗世と隔絶された目的地を目指す。過去を取り戻す旅は、ある夜を境に消息を絶った共通の知人、梶原憂理(ゆうり)を浮かび上がらせる。あまりにも美しかった女の影は、十数年を経た今でも各人の胸に深く刻み込まれていた。「美しい謎」に満ちた切ない物語。

雨の音を聞きながら、静かな森の中を進んでいく大学時代の同窓生たち。元恋人も含む四人の関係は、何気ない会話にも微妙な陰翳をにじませる。一人芝居を披露したあと永遠に姿を消した憂理は既に死んでいた。全員を巻き込んだ一夜の真相とは? 太古の杉に伝説の桜の木。巨樹の森で展開する渾身の最高長編。

・米澤穂信 「王とサーカス」

2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、知人の雑誌編集者から海外旅行特集の仕事を受け、事前取材のためネパールに向かった。現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかな時間を過ごそうとしていた矢先、王宮で国王をはじめとする王族殺害事件が勃発する。太刀洗はジャーナリストとして早速取材を開始したが、そんな彼女を嘲笑うかのように、彼女の前にはひとつの死体が転がり……。「この男は、わたしのために殺されたのか? あるいは――」疑問と苦悩の果てに太刀洗が辿り着いた痛切な真実とは? 『さよなら妖精』の出来事から十年の時を経て、太刀洗万智は異邦でふたたび、自らの人生を左右する大事件に遭遇する。

・米澤穂信 「真実の10メートル手前」

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める。太刀洗はなにを考えているのか? 滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執――己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。日本推理作家協会賞受賞後第一作「名を刻む死」、土砂崩れの現場から救出された老夫婦との会話を通して太刀洗のジャーナリストとしての姿勢を描く「綱渡りの成功例」など粒揃いの6編。第155回直木賞候補作。

・池井戸潤 「オレたち花のバブル組」

栄転した営業本部で、今度は百二十億円もの巨大損失を出した伊勢島ホテルの立て直しを命じられた半沢直樹。金融庁黒崎による粗探しにも似た“検査”に備えつつ、再建計画を急ぐ中、赤字ホテルへ融資を続けた銀行側に疑念を持ち始める。この伏魔殿の奥で糸を引くのは誰か。「やられたら、十倍返し」の半沢、それがまさかの……!?

・池井戸潤 「ルーズヴェルト・ゲーム」

大手ライバル企業に攻勢をかけられ、業績不振にあえぐ青島製作所。リストラが始まり、歴史ある野球部の存続を疑問視する声が上がる。かつての名門チームも、今やエース不在で崩壊寸前。廃部にすればコストは浮くが――社長が、選手が、監督が、技術者が、それぞれの人生とプライドをかけて挑む「奇跡の大逆転(ルーズヴェルト・ゲーム)」とは。(講談社文庫)

・山白朝子 「私のサイクロプス」

出ては迷う旅本作家・和泉蝋庵の道中。荷物もちの耳彦とおつきの少女・輪、三人が辿りつく先で出会うのは悲劇かそれとも……。怪談専門誌「幽」の人気連載に書き下ろし「星と熊の悲劇」を加えた九篇の連作短編集。

多分探せばまだあるのだろうけどこのくらいにしておく。

自分の好きな本を人に晒すという行為は、自分の内面の一部をひとに見せているみたいでちょっと恥ずかしい気がする。
だけど、好きなものは好きなのだからしょうがない。

人それぞれ好みは事細かに違う。合う部分もあれば、全く評価が異なる部分もある。
だからこそ、自分と同じ本を好きだといってくれる人がいると、なんだかホッとしたような、ふわっとしたような、うれしい気持ちになるのだ。


さて、何から読もうかな。

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mame
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