見つめ直し、学び直し
英語の学び直しをすることにした。(私が)
それは、息子の不登校がきっかけ。
息子は「学校には行かない。学歴もいらない」と断言する。
10ヶ月経っても揺るがない。
不安→諦めを通り越し、もはや「すげーな」という域に達しつつある。
楽観的というのでもない、でも不安というほどでもない。そんな感じ。
どうしてそんなメンタルでいられるのだろう。
学校に行けてない自分、などと思っていない。
勝ち組だと言う。
口先だけかもとも思う。そんな年ごろだから。
でも、いずれにしても心の奥底の思いは私にはわからない。
何よりも知りたいけど、それはわからない。
だって、自分のことだってロクにわかってはないんだから。
そう、自分のことこそわかってない。
どうして、こんなに焦燥感があるのか、不安なのか、我が子を信じられないのか。考えて考えて、今も考えている。
子どもに「勉強した方がいい」「学歴はあった方がいい」そんなことを言うのは、自分の反省が大いにある。もっとちゃんと学んでおけばよかった、ちゃんと考えて行きたい学校を選ぶんだった・・・
今の生活に不満があるわけではない。ただ、「欲しい」だけ。
英語がペラペラ話せる人、高学歴で一目置かれる人が羨ましいだけ。
馬鹿馬鹿しいと思う。人と比べて羨ましがっていたらキリがないし。
でも、こういう気持ちってコントロールできない。抑えつけようとすればするほど意識されてしまう。
そして、自分ができなかったことを自分の子どもで叶えようとする。
自分ができなくても、子どもがそれを叶えてくれたら、自分の成功だから。
って思って。
いや、でも待ってよ。ほんとにそう?
英語ペラペラは、自分ができないと意味なくない?
コントロールできないものをどうこうしようと思い悩む時間があったら、できることをする方が気持ちも落ち着くのではないかと思った。
で、英語。
息子の中学の教科書を覗くことから始めた。英単語もすっかり忘れてる。
10代の間ずっと勉強していたはずなのに、何もできないってどういうことかと愕然とする。何も話せない。Do you〜?Are you〜?の違いもわからない。
でも、わからなすぎて面白くなってきた。
今は調べるツールがいくらでもある。ネットにもYouTubeにも親切な人がたくさんいて、うまくできたアプリやオンラインサービスも溢れている。
知らないことが多すぎて、知ることの喜びが毎日スパークする。
息子に背中を見せたい、なんて気持ちは全くない。
むしろイヤミに見えなきゃいいなと思う。
ただただ、知らないことを知る。できないことができるようになる。
その単純な喜びを久しぶりに感じられて楽しい。
息子が順調に学校に通っていたら、こんなことはしなかっただろうなと思う。
不登校は不幸ではない、そんな証明をしたいのか。
身の上に起こったことをただ不幸な思い出にするかしないかは自分次第。
動機はどうであれ、いい趣味を見つけられたことは感謝。
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