学生編-全国へ挑戦し、自分の限界を知る

こちらのnoteは「mameka記」シリーズになります。

10年ほど前の話になる。当時、高校生クイズが”頭脳戦”と呼ばれていた知識・思考力を競っていた時代だ。

高校生クイズ惜しかったね、でも全国大会に出れただけでもすごいんじゃない?

周りからの言葉にあまり実感がもてずにいた。私は、ついこの間、日テレの収録現場にいき、高校生クイズという番組に出てきた。全国47都道府県から選ばれた3人1組の高校生が出題されるクイズに答えて順位を決めていく競技だ。

当時は、リーマンショックもあり、テレビ局の予算も限られていたことから、今でいうエンターテイメント性も兼ね備えた番組ではなく、知識・思考力偏重の出題形式になっていた

全国大会13位という惜しくも1回選敗退で終わってしまったが、実際に終わってしまうと、一瞬だったなと感じた。

そもそも何の取り柄もない凡人だった自分は、なぜクイズに取り組みたいと思ったのだろうか?

気のおけない仲間と頑張りたいと思ったから?新しいことを知れるという好奇心?全国大会でTVに出られるという名誉?

恐らくどれもその通りだ。ただ1つだけ言えるとすれば、努力した結果、実績からくる”自信”を得たかったのだと思う。

「誰かに自分の実力を認めてもらいたい」

恐らくこう思っている人は結構いるのではないだろうか?
それは自分のことを既に知っている人だけではなく、これから出会う人々にもできれば自分のことを評価してもらいたいと思っている。

人には生まれたときに既にもっているものと、もっていないものがある。

私の場合、何ももっていない状態から、自分の力で手に入れるしかないと考えていた。ただ、「手に入れたいものが何か」は全く分からなかった。そこで目をつけたのが当時、流行り始めたクイズだ。

今、TVに出ている伊沢君なんかは、当時から知っているが、まさか、ここまでクイズが有名になるとは思っていなかった。

今思い返してみれば、クイズは、競技人口や真剣に取り組んでいる人も少なく、誰にでも機会が与えられている数少ない挑戦機会だったなと思う。

問題と早押しボタンがあれば成り立ち、挑戦者は、周りよりできるだけ早くボタンを押し、答えるという非常にシンプルなものだった。

求められる力は、「瞬発力」「記憶力」だけと思われがちだが、実際は、そこに至るまでの「幅広い興味」「アンテナを張る力」「思考体力」「続ける力(誘惑に負けない力)」「段取り力」などが求められる。

当時、そこまで自分は考えていなかったが、「なんか自分の強みに合っていて、いけるかも」という直感を漠然と信じ、この世界に飛び込んでみた。

私が、こうしたクイズの経験から得たものは、「自分軸」「自分のものさし」といえるかもしれない。

「知識」「情報」だけで、こんなにも世界が広く見える。まだまだ自分は足りていないと謙虚になれる。

いつしか、私は、「誰かに認めてもらいたい」といった思いから、「自分で好奇心を満たしていきたい」に変わっていった。

誰かが全く見てくれなかったり、反対されようと、自分自身で取り組みたいと思ったことに対して、とことん取り組むことで生きる上で大切な「自分のものさし」を手に入れることができると考えている。

できるだけ、日本も1人1人が自分が良いと思うことに取り組めるような社会になれば良いなと思う。


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