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【ハンドメイド作家】ペンを捨てて針を持て!羊毛フェルト作家をおすすめする理由3選

わたしはハンドメイド作家をしています。

ハンドメイドの中でも、羊毛フェルトで作品を作っている作家です。

「なにか始めたいけど、何を始めたらいいか迷っている」そんな方に羊毛フェルト作家はおすすめの職種です。

今日は、私が羊毛フェルト作家をおすすめする理由を3つご紹介します。

①何でも作れる

羊毛フェルトは文字通り「羊の毛」です。刺すだけでどんな形状にもできます。

「犬を作れ」と言われれば、犬が作れるし、

「花を作れ」と言われれば、花が作れます。

絵を描くようにどんなデザインでも作ることが可能です。透明なものを表現するのはやや不得手な素材ですが、基本的にこの世にあるもの、ないものなんでも作れます。

色だって染めればいいのですから、努力次第で無限の表現が可能です。

「何でも描ける」という点では絵画も同じですが、羊毛は立体も作れます。もちろん平面にしたければ平面に刺すことも可能です。細いものでも、文字入れでも、努力次第でなんだってできます。

②刺すだけでカンタン

編み物を始めようと思ったら「○○編みの技法」を覚えなくてはいけません。刺繍なら「○○スティッチ」でしょうか。

羊毛フェルトは基本的に刺すだけなので、何かを覚えたり、テキストを読んだりするのが苦手な方にもできます。

もちろん誰でもすぐに、何でも作れるようになるわけではありません。感覚的に覚える部分はかなりあると思います。

しかし一度マスターしてしまえば手が覚えて忘れません。才能に左右される部分も少ないと思います。

誰でも毎日やればそれなりに作れるようになる素材です。

③需要がある

羊毛フェルト作品に需要があるのは次の理由からです。

・一人で大量に作ることができない

・自分のペットを作ってほしい人がたくさんいる

羊毛フェルトはイラストと違い、大量印刷などできません。職人がひとつひとつ作るので、ひとりで作れる量に限界があります。

人気作家が市場を独占してしまうことなどまずありえません。人気作家がいたとしても「その人にオーダーが集中して他の人の仕事がなくなる」という状況になりえないのです。そんなに作れないから。

人気作家はすぐにオーダーストップ。数年待ちになっていることもザラです。結果として、経験の浅い作家にもチャンスが巡ってきます。

命あるもの、いつか天寿を全うする日がきます。自分の愛するペットを形だけでも残しておきたいと思う人はいなくなりません。

今後3D技術が進歩したとしても、毛の1本1本まで再現できる技術が数年以内に登場するとは思えません。羊毛フェルト作家の需要はなくならないでしょう。

あ、ペットを不老不死にする技術が開発されたら話は別ですが…。

以上が、羊毛フェルト作家をおすすめする理由です。つまり、わたしがこの仕事を選んだわけでもあります。

他にも語りつくせないほど、羊毛フェルトには魅力があります。

絵を極めるのも素晴らしい、文章を極めるのもいいでしょう。

でも、そんな選択肢の一つとして「羊毛フェルト」があってもいいと思うのです。

#この仕事を選んだわけ

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