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二男弁当①

二男の(公立)中学進学に伴い、また再び弁当を作ることになった妻がブルー色だ。
たまには、「お昼をパンに」と話を向けると、「パンではお腹がいっぱいにならん」と素っ気ない二男。中学時代は弁当で決まりのようだ。

八歳上の長男も弁当派だった。今は大学生で、フルパワーで遊ぶ毎日だ。

学校給食で思い出すことがある。
新聞記者時代に実際に取材した案件だ。

かつて、九州の地方都市の市長選公約は「(公立)中学校の完全給食実現」だった。自校方式かセンター方式かをめぐり、市町村議会でも地元利権の思惑も絡み合って熱い議論になった。

思えば、本当に懐かしい。

令和の今はさらなる学校統廃合の時代だ。

まだ、スマートフォンもSNSもこの世になく、世界は今より小さかった平和な時代でもあった。

どの町でも、学校給食が制度整備されて久しいが、選択制だと、給食を選ばない生徒も多い。二男のクラスも弁当派が多かったと聞く。

さもありなん。

運動系の部活生は当然、親手作りの弁当を選ぶだろうし、夜には学習塾を控えている。

育ち盛り、腹も減る。

妻はパート前の朝の時間から大変だが、当の私は何もできぬ。二男はお父さん手作り弁当を望んでいるとも思えない。

私のインスタグラムに、二男の幼稚園生時代のお弁当の写真があった。妻が撮ったものだ。

今から9年前か。

2015年9月撮影
二男のお弁当


ついさっき。
私に送られてきた二男弁当の写真。
今日のお昼に食べるのだろう。
美味そうだ。

きょう2024年4月16日撮影
二男のお弁当


このお弁当写真を見て、
このコラムを書くことを思いついた。
あらゆる面で妻にはほんと感謝。

私のお弁当

当然ついでだが、私もお弁当を作ってもらえます。

ありがたい。

朝から、妻が送ってくれた、二男のお弁当の写真に元気をもらえました。

実は、私も勝負の時。

約1時間後、手術開始です。

今回はカテーテルアブレーションで、人生4回目の手術になります。

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